CREATOR'S DESK with KOKUYO vol.3
『KOKUYO relume exclusive』specialcontents
CREATOR'S DESK with KOKUYO vol.3
1961年発売のコクヨのロングセラーアイテムをオリーブ色に変更した、ジャーナルスタンダードレリューム限定シリーズ。
長年オフィスで使われたきた機能性と無駄のないシンプルなデザインが魅力のコクヨのアイテムに、ジャーナルスタンダードレリュームなりの解釈をプラスしたエクスクルーシブモデルを、クリエイターの方々に実際に仕事場に置いていただく連載企画。
今回は、レリュームでも取り扱いのある『unda-雲駄-』の産みの親である、クリエイティブユニット『goyemon/ごゑもん』の新オフィスにお邪魔して、お二人の物作りに対するこだわりや『unda-雲駄-』に込めた想いを伺いました。
大西 藍 / goyemon(ごゑもん)クリエイティブディレクター
1993年10月27日生まれ。
都立工芸高校マシンクラフト科を卒業後、日本大学芸術学部デザイン学科へ進学、
家業であるデザイン企画会社で企画・製造・販売に携わる。
武内 賢太 / goyemon(ごゑもん)コンセプター
1993年11月7日生まれ。
都立工芸高校マシンクラフト科を卒業後、東京工芸大学芸術学部デザイン学科へ進学、
コイズミ照明株式会社 商品部にて、企画・デザインに携わる。
ーよろしくお願いします。
大西 武内 よろしくお願いします。
ー早速ですが、お二人は普段どういった活動を行なっているのでしょうか?
大西 レリュームさんでも取り扱っていただいている『unda-雲駄-』などのプロダクトの他にホームページや空間のデザインも行なっており、デザイン事務所としてNEWBASICという会社を運営しています。その中の一つがgoyemonというブランドで、『unda-雲駄-』はそこから出しているプロダクトになります。
ーなるほど。。お二人は高校の同級生ということですが、どういった経緯で二人で会社を立ち上げたのでしょうか?
大西 ものづくりの専門学校で出会って、当時から二人で何かやりたいという思いがあって。違う大学に行き、お互い就職してから「やっぱり何かやりたいね」と。そこから副業として二人でのものづくりをスタートし、今に至ります。
武内 二人とも日本の伝統製品が好きで、一方で最新技術にも興味があるという共通点があったので、その二つを組み合わせたプロダクトを作ることで、若い世代や海外の方に日本の伝統製品を知ってもらうキッカケになるのではと思い、『unda-雲駄-』の製作に取り掛かりました。
ーものづくりの専門学校ということは、小さい頃から”何かを作る”のに興味があったのでしょうか?
大西 両親がものづくりの仕事をしていて、小さい頃から”何かを作る”ということが身近にありました。工具が揃っていたから、物心ついた時から自分でものづくりを始めていました。
武内 僕の家系はスポーツ一家だったのでそういった環境はなかったのですが、僕も小さい頃から絵を描いたり何かモノを作ったりするのが凄く好きでした。
それで、小学校の時に周りの友達が僕が授業で作った作品を見て笑顔になってくれた時に「自分の作ったモノで周りに喜んでもらいたい。」と思うようになり、高校受験でものづくりの専門学校に入って本格的に始めました。
ーお二人のものづくりに対するこだわりを教えてください。
大西 ペルソナが自分たち、というところでしょうか。普通架空の人物をペルソナとして設定して、その人物のニーズに沿ってものづくりを進めていくと思うのですが、僕たちの場合は自分たちが欲しいかどうか、いいと思うかどうかという部分がものづくりの際の基準になっています。
武内 その為には二人の中で共通したイメージを想起させる必要があって。その為にも、普段から百貨店などに足を運んで一緒にモノを見てディスカッションすることで、いざ二人で何か作ろうとなった時にイメージを共有できるように意識しています。
大西 あとは、オフィスのDIYもそうですが自分たちも手を動かすことですね。goyemonでのものづくりは手を動かす作業は職人さんにお願いする形になってしまうので、最後くらいはと梱包作業と発送作業は全て自分たちで行なっています。
武内 自分たちがデザインしたものを自分たちでお届けするのはやっぱり気持ちが良いですし、時間はかかりますけどこれからも自分達で行っていきたい作業の一つです。
ー今回のKOKUYOとのコラボレーションアイテム、実際にオフィスに置いて使っていただいて、いかがでしょうか?
大西 凄く良いですね。僕たちのオフィスには白や黒のアイテムが多いので、中間色のオリーブ色は空間に馴染みやすいです。
ー別注ポイントのオリーブカラーが飾られている植栽のカラーともマッチしていますね。
大西 このオリーブ色のカラーリングはアパレルブランドとのコラボならではだと思います。プロダクトデザインの世界ではどうしても黒や白が多くなってしまうので。
武内 白・黒がカッコ良いとされているんですよね。それに白と黒は最近のプロダクトデザイン界でのトレンドでもありますし、他でなかなか見られないアイテムだと思います。
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最後に、現在改装中で店舗として開店予定の一階部分を見せていただきました。
大西 現在改装中ですが、一階部分は店舗として『unda-雲駄-』や『Fuwan-浮碗-』などのプロダクトを販売する予定です。
武内 レジカウンターから入り口のドアに至るまで、全て自分たちでデザイン、作成しているこだわりの詰まったお店になっていますので、楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。
《goyemon / ごゑもん》
大西藍、武内賢太によるプロダクトデザインユニット。 日本の伝統文化にフォーカスし、「日本の伝統や魅力ある製品を、若い世代や世界の方々に知ってもらいたい。」そんな 想いから活動をスタート。
「日本の伝統×最新技術」を融合させた商品を創りだすことで、現代の生活にフィットした、伝統を身近に感じられる商品を展開。
<略歴> 2019 - Makuakeにて「unda-雲駄-」をリリース。1週間で2,000万円を超える支援を集める。
同年、Makuake of the year 2019 GOLD賞受賞。 2020 - Makuakeにて第二弾「Fuwan-浮碗-」をリリース。
1,000万円を超える支援を集め、グラス部門歴代一位の支援額を達成。
↓現在ジャーナルスタンダードレリュームでお取り扱い中の『Unda-雲駄』シリーズ。
【KOKUYO / コクヨ】relume限定レターケース 5段
1961年発売のコクヨのロングセラー、スチール製のレターケース5段の塗装色をオリーブ色に変更した、ジャーナルスタンダードレリューム限定モデル。
長年オフィスで使われたきた機能性と、無駄のないシンプルなデザインが魅力。
引き出しにはA4サイズの書類が入り、付属の無地の見出しカードは使い方に合わせて表記をアレンジ可能。
【KOKUYO/コクヨ】relume限定 STORAGE BOX
主にオフィス空間で使われてきたコクヨの収納ボックスのカラーをカーキ色に変更したジャーナルスタンダードレリューム限定モデル。
積み重ねできるフタ付きで、同梱の2枚の仕切り板を使って2分割、4分割しての使用も可能。