-RE BASIC- vol.1 〜ポロシャツを、デカく着る〜
2009年に立ち上がったジャーナルスタンダードレリュームも、おかげさまで今年で13年目に突入しました。
様々なオリジナルアイテムや別注アイテムを提案してきたレリュームの根底にあるのは『ベーシックスタイル』。
トレンドを取り入れたりどこかレトロな雰囲気を織り交ぜたり、これまでレリュームでは時代の潮流に合った様々なベーシックスタイルを模索し提案してきました。
そんな風に私達が模索するベーシックの形をリアルタイムでお届けするべく立ち上がった企画、それが『RE BASIC』。
毎回アイテムを一つピックアップし、そのアイテムに対してレリュームが抱く現代におけるベーシックスタイルを紐解いていきます。
-RE BASIC- vol.1 〜ポロシャツを、デカく着る〜
記念すべき第一回は、ラコステのビッグポロシャツをピックアップ。
元々はテニスやゴルフなどのスポーツ向けに考案されたアイテムでしたが、1960年代〜1970年代のアメカジブームの際に注目を浴び、今ではカジュアルスタイルの定番アイテムとも言える存在に。
そしてそんなポロシャツを初めて考案したのが、ラコステの創業者であるルネ・ラコステ。
つまりラコステのポロシャツはポロシャツの中でも最も起源の古い、ザ・ベーシックと言える1着なのです。
中でも最もベーシックなモデルである、L.12.12。
無駄を削ぎ落としたクリーンな佇まいと、控えめなブランドマークの刺繍。さらっとした鹿の子素材が品の良さを演出する、ラコステを象徴する定番アイテムです。
これまでレリューム でも何度か取り扱い、父の日のギフト用に買っていただいたりと毎回ご好評いただいているアイテムですが、春夏の企画段階でこんな情報が企画陣の耳に入ってきました。
ーーラコステが国内初のサイズ8の展開を始めるらしい。
それがこちら。
わかりにくいですが、フランスサイズで8、参考サイズとして3XLの文字が!
今まで取り扱ったことのないサイズに企画陣もびっくり。
ただそこで、「これはレリュームが提案するベーシックスタイルにハマるんじゃないか?」
という意見が上がったそう。
というのも、2020年の秋冬シーズンに3XLスウェットや3XLニットをオリジナルで製作していた我々にとって、”ベーシックなアイテムをゆったり目に着る”というのはレリューム ならではのベーシックスタイルになりつつあったのです。
そんなこともあり、一旦サンプルを取り寄せてみようという流れに。
数日後、届いたサンプルをベーシックなスラックスに合わせてきてみたところ、これがまた絶妙なリラックス感。
肘にかかるかかからないかくらいの袖感と、ガバッとかぶるだけでドレープができるほどのたっぷりと取られた身幅。ポケットに手を入れた際の裾のたまり具合など男心をくすぐられるビジュアルがそこにはありました。
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長い間定番として愛されてきたベーシックアイテムを、形を変えることなくリラックス感のあるサイジングで身にまとう。
あくまでも形はベーシック、だけどオーバーなサイジング。それも”ゆったり目”ではなく”デカく”着るのが新しい。
これが、今回のラコステのビッグポロシャツでレリュームがお伝えしたい現代のベーシックスタイル、-RE BASIC-です。