新作紹介『TIVERTON CABINET SERIES』
2021年4月から販売を開始するTIVERTON(ティバートン)収納 シリーズのご紹介です。
今作は現在のBRISTOL(ブリストル)収納 シリーズの後継モデルとして開発しました。
今回は商品説明欄に記載のある内容をデザイナー目線でより細かく、ポイントごとにご紹介致します。
1、サイズ
前作(BRISTOLシリーズ)比べると、少し横幅が小さくなりました!
それには理由があります。
今回、同シリーズのオープンタイプのシェルフを加えると、合計5型を同時に発売します。
これは、単体でももちろんご使用頂く目的としていますが、
キッチンは何かと収納力のある物を置きたくなりますよね。
最近は調理家電も様々な種類の物が出てきていますので、
先々の事も考えると収納力が多いに越したことはないですよね。
実はキッチンスペースと言うのはオーダーのキッチン以外は一定の規格寸法が決まっていて、
空間の形は違えど広さはほとんど変わりません。
そこで、組合せでなるべく収納力を持ちつつ、
ご自宅の空間をめいいっぱい使って
組合せを楽しんで頂きたいな。と思い、5型作ってしまいました。
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こちらは幅121cmのキッチンボードのLサイズとカウンターのLサイズを組み合わせたタイプ。
合計242cmの大きさになります。2台の組合せでは最大です。圧巻。
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左がキッチンボードのLサイズとオープンシェルフ。
右がカウンターのLサイズとオープンシェルフの組合せ。合計231cm
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写真上左 キッチンボードLサイズ+カウンターSサイズ
写真上右 キッチンボードSサイズ+カウンターLサイズ
写真下左 カウンターSサイズ+カウンターLサイズ での組合せ。
合計202cm
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キッチンボードSサイズ+カウンターSサイズ での組合せ。
合計162cm
2、耐震ラッチ
今となっては普通のコトなのかもしれませんが、キャビネットの上の開き戸は耐震ラッチが付いています。
万が一の地震の際は、中にしまったモノが滑り出てこないように、扉にロックが掛かる金物が標準で付いています。
3、タッチラッチ(プッシュラッチ)
上段の扉は押すと開く、タッチラッチ(プッシュラッチ)の仕様になっています。
料理をしている時って僕だけでしょうか?何かと急ぎますよね?
なるべく少ないアクションで扉の開け閉めが出来るようにしました。
4、中段の棚板
高さが調整出来る中段の棚板は置いたモノが転げ落ちないように、エッジが立っています。
不意のアクシデントにも比較的安心してご使用頂けるようにと考えています。
また、棚板の裏面にはマグネットが入っています。
棚板自体が滑り落ちないように棚受けの金物に吸い付くような感覚がなんとも良い感じです。
5、大きめのハンドル
下段の扉は、手が掛けやすいように大きめのハンドルを装着しています。
シンクやコンロの背面、あるいは側面に置くケースが多いと思います。
振り返りざま感覚的に手が掛けられるように大きめのハンドルにしました。
はい。僕は結構急ぐのでその方が良いと思った次第です。。
6、コンセントもあります
炊飯器やコーヒーメーカーなどを置くことを想定した引き出し式トレーは中にコンセントが2口装着されています。
天板の上にも調理家電を置く事もあるでしょうから背面の通線口からコンセントプラグを通して頂き、ここから電源を取って頂ければと思います。
また、天板の裏には鉄板を取り付けています。蒸気から木部を保護する目的のモノとなっていますので、安心してご使用頂けます。
※時々乾拭きはしてあげて下さい。
※カウンターは天板上にコンセントが付いています。脱着可能です。
7、大きな抽斗
引き出し式トレーの下の抽斗は、大皿や、鍋、サラダボウルなど、
比較的かさ張るようなモノの収納に良いのでは?と、思っています。
僕は韓国海苔を常に常備していますので
ここにいっぱい詰め込んだら気持ちいいな。って思ったりしています。
8、開きトビラ
下段の開き扉は、高さが変えられる棚板が入っています。
大皿や、カセットコンロ、ホットプレート、あるいは高さのあるモノなど、用途に応じてご使用頂けるスペースとなっています。
9、脚と床とのスキマは14センチ
なんでこんな事を改めて書かせて頂くと言いますと、やっぱり掃除とか、いざっ!と言う時って意外と気にしますよね。
また僕の話になってしまいますが、調理中はみじん切りにしたものとか、破いた袋の破片が散乱しがち。。
掃除機をかけやすいよう、あるいはロボット掃除機クンが入れるようにしっかりスペースをとりました。
よく、脚が台輪タイプのものもありますが、キッチンスペースは何かと窮屈に感じるものです。
脚元がスッキリする事で圧迫感を軽減してくれる効果が期待できます。
10、デザイン
今まで用途や機能についてばかりお話させて頂きましたが、
実は細かなディテールにも気を配っています。
そうです。一番のウリはコレです。
カマチ組の扉は柔らかい面取りの加工を施しています。
これにより直線的なデザインの中に柔らかい印象が加わり、
アンティーク塗装と相まって重厚感のある良い雰囲気に仕上がっています。
その他、スチールの部分のフレーム、脚、取っ手は
スチールの素地を生かした塗装を施しています。
一般的な塗装では味わう事が出来ない深みのある雰囲気を醸し出しています。
以上になります。
世の中には様々なキャビネットがありますが、
ヴィンテージの雰囲気も出しつつ現代の機能をしっかり兼ね備えるキャビネットは、
それほど多くないのではないでしょうか?
ぜひ店頭で実物を目にして実際に使い心地を確認して頂くと共に、
ご検討いただけると嬉しいです。長々とありがとう御座いました!
ちなみに僕は料理できる風ですが、片手に収まるくらいしか料理のレパートリーがありません。。
しかも焼き専門。。
これから頑張ります!