!NEW BRAND ALERT!「ULTERIOR(アルテリア)」
こんばんは!青木です。
さかのぼること、2020年の夏真っ盛りでうだるような暑さだったある日。
突然の素敵な出会いがありました。
ひとつめの点と点
バイヤーの堀家が WISMでも取り扱いがある海外ブランドの展示会に行った際に、(いくつかのブランドの合同の展示会のような形だった)同じスペースに並んでいた あるブランドを見て 展示会からの戻りの最中にもかかわらずWISMチームに連絡が入る。
「とにかくとんでもないスウェットを発見してしまった」
こういう時の堀家の、誰も止めることが出来ないほどの暴れイノシシのような猪突猛進ぷりはみんなも勝手知ったるところ。
ただ、この感じは新しいブランドだよね?
「なんてブランドですか?」
「ULTERIOR(アルテリア)!」
ふたつめの点と点
ほぼ変わらずなタイミングで その週末に会う約束をしていた、大親友でもありdoubletの一員でもあるKちゃんから連絡が入る。
「夜ご飯の前にひとつ展示会にいかない?」
…
ソワソワとし始めた私の心。
「行きたい行きたい!なんてブランドー?」
「昔からの友達がやっているブランドで、ULTERIOR(アルテリア)っていうブランドだよ!」
点と点が線で繋がった瞬間。
この線はまっすぐにULTERIOR(アルテリア)というブランドに続いている。
ディスティニーを感じながら 戻ってきた堀家から ULTERIORへの熱い想いを聞く。
昂りに昂り、実際に見に行くことが出来る嬉しさ、週末に「新しい出会い」があるワクワク感。
そんなこんなで、展示会で初めてULTERIORを見た自分。
「WISMでULTERIORを見たい!」
…
初めての出会いの日からデザイナーと意気投合し、皆でそのまま流れて食事を。
同じ歳、同じ時代を生きてきた自分たちの好きなもの、青春時代の思い出、ブランドや服そのものに対する熱い想い。服屋とブランドの関係性。
丸一日でも話していられるんじゃないかというほど、止められない止まらない 紡がれる言葉の数々。
そんな自分たちの芯を貫くこの想いと奇跡のような線の繋がりを、形にしたい。
そうして、ULTERIORとWISMの取り組みがスタートしました。
デザイナーの牧 大輔氏(以下 牧さん)は、salvy;という前ブランドを経て2019AWよりULTERIORをスタート。
素材が持つ本質的な魅力を引き出し、”余白” や ”不均衡” といった日本古来の美意識をアイデンティティとし、静かなる強い美しさを追求した物作りをブランドのフィロソフィーとして掲げています。
それぞれの素材と真摯に向き合い、日常の中で最低限の機能や目的を含んだ心地の良いものを製作し、日々の積み重ねから生まれる新しい発想を大切にしながら、着ることによって初めて個性化される余白のあるアイテムを展開しています。
そう、まさにそうなんです。
・心地よさ
・日々の積み重ねから生まれる新しい発想
・着ることによって初めて個性化される余白のあるアイテム
このコンセプトがまさに今回の別注を表現するようなキーワード。
ULTERIORとのコラボなんだからそりゃそうだ、と思われるかもしれませんが、
堀家が初めてULTERIORを見た時の衝撃や、自分がデザイナーの牧さんとたくさんの事を話した日のあの気持ち。
自分たちが大切にしていることも含めて、リンクしないわけがない。
まさに、
「1+1は 2じゃないぞ。オレたちは 1+1で 200 だ!10倍だぞ、10倍!」by 小島 聡
ぶつかり稽古を重ね、とうとう出来たアイテムは、
まだ言っていませんでしたね。
クルーネックのスウェットとスウェットパンツ。
前置きは長ーくなりましたが、見てください。
こちらが上下ともにサイズ 5を着用。
今回のこのスウェットの素材は、「DRY FEEL SILKY TERRY」というULTERIORのオリジナルファブリック。
表糸に粗挽き杢の強撚糸、裏糸に無撚糸を使用して度詰めに編み立てた裏毛。
中糸にも贅沢に杢糸を使うことで、なんとも言えない深みのある杢調の色味がビンテージのような表情。
さらにハイミクロの起毛加工を施す事で、表面はシルキーでドライタッチ、裏は無撚糸特有のしなやかで肌あたりの良い質感。
中肉ながら度詰めで編み立てているため型崩れしにくい上に、長く愛用していくことで風合いがさらに増していく。杢グレーへの強い想いと拘りが詰まったULTERIOR渾身の素材となっています。
CREW NECK SWEAT
Details
一見するとミニマルな佇まいの中に、袖下の接ぎ目が袖口のリブから脇下の身頃の途中で止まるステッチ、後ろへズレた脇線など、ヘリテージアイテムからインスパイアされた仕様を取り入れながら、心地よい違和感を感じられるデザインが印象的なスウェットシャツ。
クルーネックには意外とあると嬉しいカンガルーポケット、程よいバランスの身幅やアームホールはリラックスしたムードをもたらし、気負わず長く愛用できるバランスに仕上げられています。
SWEAT PANTS
Details
ビンテージのスウェットパンツをベースに、マチ仕様の股グリやステッチワークでアクセントを付けたスウェットパンツは、アウトシームを排除した直線的なパターンで綺麗なストレートシルエット。
裾をゴム仕様にすることよりオーセンティック且つスポーティーな仕上がりになっています。
WISMが惚れ込んだ部分は、デザイン一つ一つに対するデザイナー牧さんの真摯な姿勢と物作りへの徹底した拘り。
そして元々牧さん自身がヴィンテージスウェットのコレクターでもあり、スウェットをこよなく愛しているからこそ、ヴィンテージスウェットの古き良き、いい意味で ”必要のない” ディテールやデザインをそのまま生かして今の気分にフィットするようなアイテムとなっています。
最後に、
最後のスタイリングは、上下ともにサイズ 5を着用し、インナーにULTERIORのインラインのフーディ(サイズ 4)をレイヤードしてみました。
同素材ですので、こんな着こなしもあり。
実はこの着こなしはイメージソースもあり。
昔の名作ボクシング映画で主人公が来ていたトレーニングスタイルのよう。
長く愛用すればするほど、風合いは増しますが型崩れしずらい。
質実剛健、ストイックでありながらしなやか。
着て見て触って、分かることがたくさんある。
とにかく着てみてほしいんです。
そして惚れ惚れしてほしい。
”ULTERIOR” DRY FEEL SILKY TERRY CREW NECK SWEAT / SWEAT PANTS
CREW NECK SWEAT \26,000-(+tax) / SWEAT PANTS \27,000-(+tax)
2021年2月6日(土)
WISM渋谷店 WISM堀江店 WISM新宿店 とBAYCREW'S STOREにて一斉発売となります。
スウェットへの究極の愛が溢れ出る、ULTERIORとWISMの渾身のオーセンティックな2アイテムをぜひともチェックお願いいたします。
よろしくどうぞ!
失礼します。