入荷のご報告。
本日はカルティエのサントス。
SMサイズなので基本は女性用ですね。

実はカルティエが初めてデザインした男性用腕時計として、古い歴史をもつモデルです。

遡ること100年以上。
高名な飛行士"アルベルト・サントス・デュモン"は、飛行中でも腕元で時刻を確認できる時計はつくれないかとカルティエに持ちかけたそうです。

非常に大きい懐中時計が主流の時代。
今では当たり前の"腕時計"というものをつくることがどれだけ難しいか、容易に想像できます。

カルティエは懐中時計にただベルトをつけるなどという野暮なことをせず、実用的なデザインを取り入れます。視認性に優れたローマンインデックスとレールウェイ、当時としては革新的なスクエアケース、代表的なディテールとなったビスモチーフ等々。

親しい関係にあったふたり。
カルティエは友の願いを叶え、彼の名を時計に冠しました。以降のサントスの腕元には、必ずその時計があったといわれています。

そんなストーリーをもつサントス。
バリエーションは多彩です。

今回入荷のモデルは、1978年に誕生したブレスレットモデルの元祖。"ガルべ"としてリデザインされる前の初期型のヴィンテージです。

フラットで直線的なケースデザインと、バックルに向かうにつれて強めにテーパードしていくブレスレット。これはヴィンテージのサントス特有のディテールです。

現行にはない特徴的なデザインがもうひとつあって、個人的にグッとくる部分。ヴィンテージ特有の片開きのバックルには、カルティエのロゴマークがゴールドで刻まれます。

・1980's
・STEEL × 18K YELLOW GOLD
・AUTOMATIC / 自動巻
・SIZE SM / W23mm
・¥270,000+TAX

ステンレスの銀とイエローゴールドのバランスも程よいから、ファッションアイテムとして優秀といえるでしょう◎

もうつくられていないヴィンテージカルティエの名作。コンディションは良好です。探されている方や気になっていた方もいらっしゃるのでは？

お問い合わせお待ちしております。