日常に寄り添うアート -Umimae Brothers-
塗装職人兼ペイントアーティストの兄とアートディレクターとして活躍している弟による実兄弟のアーティストユニットのUMIMAE BROTHERS。彼らが手掛ける「ideas and PAINTING」というシリーズから今回はエディフィス別注のマーブル柄をペイントしてもらいました。
今回はそのスピンオフ企画としてUMIMAE BROTHERSに独占インタビューをさせていただきました。
ー 兄弟の絆から生まれたアートとは ー
- お二人が活動をスタートしたきっかけを教えてください。
「塗装屋の兄から得意のエアブラシでスカルをモチーフに描かれた財布を見せられて 『これ売れると思う?』 と相談されたことがありました。絵の技術は高かったのですが、デザインのセンスが無いとはっきり言いました。ただ兄の技術にはいつも驚かされていました。」
「僕自身海外にいくことや、 アートやファッションに触れる機会がたくさんありました 。僕は絵を描くこ とはできないけれど、兄のデザインと僕の考えるイメージをかけ合わせればきっと兄弟で何か面白い作品が生まれるのではないかと思い、兄弟での活動がスタートしましたね。 」
ー 兄弟の力を合わせてモノづくりをするって素敵ですね。
「最初は弟の要望やイメージなど理解できないこともありましたよ。(笑) でも徐々に自分自身で解釈しながらここ数年で弟の考えるイメージとぼくの技術が合致してきていて、上手くいっていると思います。
ー 今業界でも話題の"iPhoneケース"、その製作について教えてください。
「まずぼくらがこの活動をスタートした大きな理由として『持ち運べるアート』というのがテーマとしてありました。そう考えた時に、日頃から常に持ち歩けて、気軽に購入することができるものというところで、ふたりがベストだと考えたのは、iPhoneケースでしたね。」
「今回のマーブル柄は手でペイントするので、気泡の出方やウェーブ感などひとつひとつの作品に特別感があります。美術館で見るアートではなくて、スマートフォンを手に取ればアートを感じることができるのは小さな喜びになると思ってます。」
ー 今回エディフィスではウェアも作らせていただきましたね。
「はい、ウェアに関してはエディフィスさんからイメージを頂き、そのオーダーに応えるような作品を精一杯描きました。プリントの仕方など色々試行錯誤して頂き、出来上がりを見て予想以上に作品が表現されていて感動しています(笑)」
ー本日はお話いただきありがとうございました。
最後に今後の取り組みについてお聞きしたいです。
「僕らが製作した作品をもっと世界中の人々に触れてもらいたいですね 。デジタル社会が急速に進んでいますが、人との繋がりや目の前で喜んでくれて幸せを感じてもらえることが何よりも嬉しいことです 。」
「こういった小物やアパレルだけでなく、色んな場所に塗装をしたいですね。古びた銭湯を塗装するとか、当時エアブラシで描いていた"デコトラ"を、今の自分達の感性で描いたら何か新しいものが生まれるん じゃないかってワクワクしてます。(笑)」
ideas and PAINTING by Umimae brothers
対応機種 iPhone7/8/10/10s/11/11Pro Price: ¥3,900+tax
*店舗のみの販売になります