【亀】の【衣】 FERNAND LEATHERの回
【亀】の【衣】 vol.20
こんにちわ。お久しぶりです。
いつもBLOGをご覧いただきありがとうございます。
【夏、来たる。】
こんな言葉過ぎるほど、毎日、猛暑、猛暑とiphoneから通知が来ている今日この頃。
ものすごく暑い日が続いておりますが、皆さまお元気でしょうか?
そんな中、こないだのお休みに、行ってきました。汗
森山大道展 東京写真美術館
まー面白かったです。期間もまだ開催してますので、是非。
アパレル業界って暑い季節が来ますと、それ即ち、秋冬の立ち上がりといっても良い季節。店内も日々、FWの商品が入荷してきております。そんな中で、今回は個人的にも思い入れのあるブランドをご紹介したいと思います。
ミシガン州BENZONIAを拠点に工房を併設したショップを構える、いわゆるファクトリーブランド。Steve Fernand(スティーブフェルナンド)が立ち上げ人であり、デザイナーでもあります。現在は引退されて、元々職人だった方が二代目社長になっております。
1990年代半ば、フェルナンドの工房は、OEMも請け負っており、オーロラシューカンパニーの提携工場でもありました。
しかし、大量生産を狙った工程を短縮したりするオーロラ側の靴作りや、フェルナンド氏の著作権を侵害する会社体制に不満を持つようになり、その後やりたい事を実現させる為に独立します。その為、フェルナンドレザーのプロダクトは、1つ1つハンドメイドで作られる極上の仕上がりとなります。
僕は学生時代このブランドを知りました。MADE IN USA CATALOGを読み漁っていた際に、凄い雰囲気のレザートートバッグと、見た事の無い個性的なのフォルムのサンダルを見つけ、すぐさまにこのブランドに興味を持ちました。
もう13年前の話ですが、いまだにそのプロダクトが生きている事。
拘りを貫いているとこと。そこに感銘を受けたので、今回はそこ凄さについて、御紹介したいと思います。
お色目も含めてご紹介していきます。
こちらは定番のブラウンのクロムエクセルレザーになります。
この靴のご紹介したいポイントの一つは「レザー」です。
洋服や革靴好きな方ならお馴染みの「HOWEEN社のクロムエクセルレザー」を使用。
MADE IN USAを代表するブランドのALDENやSCHOOTなどのブランドも採用するレザーです。
収穫されたレザーはまず表面の毛など処理を行った後に用途に合わせたなめし方で製品化されていきます。
クロムエクセルレザーは100年以上から採用している革のなめし方になり、HOWEEN社では職人(タンナー)の方が一枚一枚、革質に合わせて、たっぷりと時間と手間を掛けながらオイルを革に染み込ませていきます。HOWEEN社のクロムエクセルレザーは、他にはない重厚感と分厚いのに硬くなく、しっとりとした雰囲気ある革質になります。
何が良いのと言われると、足馴染みが良く、雨や水などにも強いというところではないでしょうか。
とても柔らかいので、履いたその日から、すぐに足に馴染んでくれると思います。
実際、ぼくもクロムエクセルのシューズは沢山履く事も多いですが、まずケアも殆どしてません。笑
雨に濡れても、オイルたっぷりなので、問題ありません。
履いていくうちの、味わいもすぐに出る為、愛着が湧くのも好きだったりします。
気を遣わなくて、ガシガシ使用できるところが、アメリカ製って感じで素敵。
そうはいっても、定期的にケアすることをお勧めします。その方が、このクロムエクセルの良さをより感じていただけると思います。(ケアするなら、ブラッシングとミンクオイルで充分光沢も出せます。僕は、ほぼこれだけです。)
こちらは、茶芯と呼ばれるブラックのクロムエクセルレザー。
履き込むと、シワが入り、シワから茶色が見えてくる特徴的なカラー。茶色と違って、ストラップのお陰で少しモードな雰囲気にも見えます。
続いてのポイントは、この特徴的な土踏まずの【アーチサポート】です。
ユッターニューマンも含め、人体工学に基づいた、この土踏まずの盛りあがり。これが履いたときに素晴らしくフィットします。
これが、機械では出来ない工程になります。オールハンドメイドならではの仕様です。
この拘りを持って作っているので、1日に2足しか作れない現状です。
更に、フェルナンドの工場の地元でも、とても人気なシューズとして愛されており、アメリカだけで生産のキャパが一杯一杯な状態のようです。その為、日本に入ってくる数にも限りがあり、発注をかけても直ぐには巡り合えないシューズとなっております。
こちらはムード感あるスウェードのベージュになります。
秋冬の装いでもハマる雰囲気。
製法はミッドソールが、ゴムになるステッチダウン製法になります。
「カチッ」としたグッドイヤーの履き心地とは違い、「フワッ」とした履き心地で優しい印象。
返りが良くソールの付け方もシンプルなので、つま先立ちもできる履き心地です。
ミッドソールがあるということは、
そうです。ソール交換もしていただけます。
それにしても、このポテっとしたフォルム、可愛いですね。笑
それではスタイリングを。
サイズ感ですが、とても馴染みの良い革なので、伸びること前提にピタピタのサイズをお勧めいたします。
参考にまでに、僕でサイズ8を着用してます。
ALDEN 7 1/2 ,REDWING 8 1/2 ,VANS 9, ALLSTAR 8 1/2BIRKEN 41 , TEVA 8 1/2,
ブラックのワントーンスタイル。アメカジなアイテムも、色目を変えるだけで、雰囲気もストリートライクに。
いかがでしたでしょうか。
今回も沢山伝えたい事が多く、長くなってしまいましたが、少しでも興味を持っていただけたらと思います。そして、是非、足を入れて履き心地を体感して頂きたいです。
本日はここまで。
第20回まで続けてみて、沢山の声をいただけて、嬉しく思います。
これからも、続けていきたいと思っておりますので、またBLOGでお会いしましょう!
それでは、今回もありがとうございました(^^)
【食memo】
後輩の清家に連れて行ってもらった「INITIAL(イニシャル)」。
可愛すぎるフルーツサンドにメロメロ状態。ありがとう!ごちそうさまでした!