なぜ今、このラコステなのか。バイヤーに聞く別注の話。|JOURNAL STANDARD
Buyer’s Edit
- 大ベテランバイヤーが語る、別注アイテムの真髄 -
服を選ぶとき、何を大切にしていますか。
ブランドの名前や流行のかたち、情報にあふれたネットの評判。 気づけば数字や言葉に左右されてモノを選んでいることはないでしょうか。一方で長年ファッションの現場を歩んできた大ベテランバイヤーの松尾さんは、もっとシンプルに、自分の目と感覚で選び抜いています。
Buyer’s Edit では、そんなバイヤーが手がけた特別な別注アイテムを取り上げ、その背景や思いを語ってもらいます。経験に裏打ちされた視点は、きっと私たちの買い物にも新しい気づきを与えてくれるはずです。
なぜ今、このラコステなのか。バイヤーに聞く別注の話。
ー 今年もラコステの別注ポロが登場しましたが、まずはどんなイメージから企画がスタートしたんですか?
松尾 ラコステのポロって完成された名品なんですけど、今の気分で着るならもう少しラフさが欲しいなと思ったんです。そこで今回はヘビーピケ素材を使って、Tシャツ感覚で着られるポロを目指しました。しっかりした生地なので一枚でもサマになりますし、ジャケットのインナーにも使いやすいバランスに仕上がっています。
ー 普通のラコステのポロと比べると、どこに違いを感じますか?
松尾 やっぱり生地ですね。一般的なポロよりも肉感があるので、着た時にシルエットがきれいに出るんです。透けにくいので夏でも安心ですし、洗い込んでいくことでさらに良い表情になります。ラコステらしい上品さは残しながら、デイリーにガシガシ着られる一枚だと思います。
松尾 ラコステのポロって完成された名作だからこそ、大きく変える必要はないと思っているんです。だから今回は身幅や袖丈など、全体のバランスを少しずつ調整することで、今のスタイリングに馴染むシルエットを目指しました。見た目はすごく自然なんですけど、着ると違いが分かる。そんな別注になったと思います。
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LACOSTE / ラコステ 別注 ヘビー ピケ ポロシャツ
グレー | 4
¥19,800
ー ヘビーピケシリーズはポロだけじゃなくTシャツも展開されていますね。
松尾 そうなんです。実は個人的にもかなり気に入っているのがこのTシャツで(笑)。一見シンプルなんですけど、鹿の子素材ならではの表情があって普通のTシャツとは違う存在感があります。夏になると結局こういう一枚を一番着るんですよね。今年はTシャツを2枚重ねてニュアンスを出す着方もおすすめです。
ー どんな方におすすめしたいですか?
松尾 無地Tは好きだけど、少し物足りなさを感じている方ですね。プリントTほど主張しないけど、普通の天竺Tよりも雰囲気がある。ショーツにもスラックスにも合わせやすいので、年齢問わず取り入れてもらいやすいと思います。
松尾 こういうベーシックなTシャツほど、実は細かなバランスがすごく大事なんです。今回はシルエットを見直しながら、裾のスリット仕様などさりげない部分にもこだわりました。一枚で着てもちゃんとサマになるし、レイヤードしたときも収まりがいい。派手なデザインではないですが、毎日着たくなる理由がちゃんと詰まった一着だと思います。
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LACOSTE / ラコステ 別注 ヘビー ピケ 半袖 Tシャツ
グリーン | 3
¥14,300
ー 最後に、今回のラインナップの中では一番目を引くデザインですが、どんなところから着想を得たんですか?
松尾 ラコステのアーカイブを見ている中で見つけたマルチボーダーがすごく良くて。それをそのまま復刻するのではなく、今のスタイリングに馴染む配色やピッチに調整しました。どこか懐かしいけど新しく見える、そんなバランスを意識しています。
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LACOSTE / ラコステ 別注 マルチ ストライプ クルーネック Tシャツ
ネイビー | 4
¥14,300
松尾 「ラコステって、昔から知っているブランドだからこそ、新しく見せるのが難しい。でも今回は、その定番の良さを残しながら、今の自分たちが素直に着たいと思える一着に仕上げることができました。流行りに左右される服というより、気づけばまた手に取っている服。何年後もクローゼットに残っていて、『やっぱりこれが好きだな』と思ってもらえる。そんなラコステになってくれたら嬉しいですね。」
いかがでしたでしょうか?
派手なデザインではないけれど、気づけば何年も着続けている。今回の別注ラコステには、そんな定番ならではの魅力がありました。今年の夏、まずは一枚。そんな気持ちで手に取ってみるのもいいかもしれません。