LE Chambray Shirts|定番のブルーシャンブレーと、新色の黒シャン。
「LE(エルイー)」のアイテムの中でもスタッフたちに愛されているシャツのひとつ、シャンブレーシャツ。
LEのシャンブレーシャツは、USNの40-50年代のシャンブレーシャツの中でも、「M-43」モデルという有名な形の後期型にあたるシャツをベースに作られています。
それは頑強で作りの良いものから、大量生産の為の効率化されていく過渡期のようなもので、襟やポケットが2本針ステッチからシングルに簡略化されています。
簡略化されている部分もありがながら、人の手で描かれたような抑揚のあるシャープな襟型や、コバステッチも美しく、そのすっきりした佇まいがとてもよいバランスでした。
そこで、完成度の高いこのシャツの原型はなるべく崩さずに、LEのシャツでは定番のサイズ展開である、STANDARD、WIDE、EXTRA-WIDEの3種類の身幅に、SHORT、STANDARD、LONGといった3種類の着丈を用意し、誰もが好きなバランス感で着れるような9サイズのフィットを制作しました。
(USNのシャツはワークウェアのシャツと比べても細身の物が多く、サイズ選びが結構難しい。作業着としてより、制服としてのニュアンスの方が強かったのでしょうか?)
着こめば着こむほど風合いの良くなるシャンブレー生地は、経年変化も楽しんで頂けます。(※製品はワンウォッシュ済)
個人的に購入していた4年ほど前のシャツは、かなり良い味が出て色落ちしています。
また縫製の素晴らしさもこのシャツの魅力のひとつで、「総環縫い」と呼ばれる、ほぼチェーンステッチの縫製は今では縫える工場が数少なく、完成に至るまで多くの試行錯誤を繰り返しました。
人気があるのに毎年リリースできずにいたのは、そういった生産背景が理由のことがほとんど。
そして今年は更に新色もご用意しました。
ブルーのシャンブレーシャツと共に、ヴィンテージ市場では人気の高いブラックシャンブレー、いわゆる「黒シャン」。
希少性が高く、価格面、サイズ選びなどにおいてもブルーより更にハードルが高いアイテムですが、
あの"ゴマ塩"と呼ばれる斑なシャンブレー生地がラギッドになり過ぎて着ずらい…
個人的にそんなことを思っていたら、周りのスタッフも意外と同じようなことを思っていました。
「もし真っ黒なシャンブレーシャツがあったら」と想像して作ったのが今回のLEの黒シャンです。
本来経糸が色糸、緯糸が白糸の平織の生地をシャンブレーと呼ぶので、経糸も緯糸も黒い糸を使用した今回の真っ黒の平織の生地は、厳密にはシャンブレーではない。
それでも、「黒いUSNシャンブレーシャツ型」ということで、今回色違いの立ち位置でリリースすることにしました。
ソリッドで都会的に見える黒は日常着としてはかなり優秀。
少し甘めに織られた生地は柔らかく快適で、春夏の羽織物としてもお勧めです。
これからどのように経年変化していくのか。とても楽しみな1着が新たにできました。