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GRISE｜時を重ねるレザーの魅力

2025.09.04

GRISEの職人技が光る『レザー』にフォーカス

タイムレスな魅力を放つレザー製品。
履き始めから時間をかけて育てていく、唯一無二の自分だけのアイテム。
今回は秋冬の新作にもたくさん使用しているGRISEこだわりのレザーや、その加工技術についてデザイナーの高塚さんにお伺いしました。
それぞれの特徴やケア方法などもご紹介しているので、ぜひご一読ください。

GRISEで定番のシープレザー

シープレザーはシューズやバッグによく用いられるベーシックなレザー。
身近に感じる方も多いのではないでしょうか。
牛革より柔らかく薄いので、シューズに落とし込んだ際には履き始めの馴染みやすさが特徴です。
普段からよくパンプスを履く方や、革の硬さで靴擦れが起こりやすい方におすすめなレザーです。

シープレザーのメリット：薄く柔らかいので足に馴染みやすい、革の中でも軽さがある。

シープレザーのデメリット：銀面（表面）が薄いので傷が入りやすい。

職人技が織りなす美しいグラデーションが魅力のアドバン加工

牛革のガラススムースに別の塗料を重ね、仕上げの段階で1足1足表面を削り取り濃淡を演出しているアドバン加工レザー。
すべてが手作業による工程なので、職人の熟練された技術とセンスが問われる高度な技法です。

「海外生産が増え続ける中、GRISEのアドバンレザーは国内製造です。
国内でもこんなに手をかけられる工場は年々少なくなっていて、今は数える程度しか残っていないんですよね。」と髙塚さん。
「日本ならではの丁寧な手仕事が光る特別な１足なので、お手入れしながら経年変化を楽しんで頂きたいです。」

ヴィンテージのようなニュアンスが楽しめるクラッキングフィルム加工

スエードにクラッキング調の箔フィルムを貼り合わせ、表面に絶妙なニュアンスを出したレザーです。
フィルム自体がメタリックなので、メタリックカラーにはもちろんブラックレザーに合わせても程よい艶感が生まれ、靴を美しく見せてくれます。

髙塚さん曰く、「箔自体はやや削れやすい特性があるのですが、このフィルムはフィルム自体にクラッキング調の柄が入っているので、傷も目立ちにくく扱いやすいのが特徴。
履いていくうちにヴィンテージのような絶妙な雰囲気に育ってくれるのも魅力です。」

注意点

防水スプレーのご使用は箔の表面を曇らせやすく、変色の原因にもなりますのでご使用はお避け下さい。
どうしても使用したい場合は、目立ちにくい箇所でお試しいただいてからお使いください。

レザーシューズのお手入れ方法

レザーシューズは同じ物を毎日履くのではなく、ローテーションさせて必ず休ませてください。
また、雨の日の着用はNG！変色やシミ、カビの原因になります。
万が一濡れてしまった場合はすぐに乾いた布で拭き取り、風通しの良い場所で陰干ししましょう。
また、定期的にブラッシングやクリーム塗布などのケアをしていただくと、より長くお使いいただけます。

▽ケアアイテム