LE SET UP｜クラシックとモダンのちょうど間に。

2025.08.23

紳士服の最たるもの、「スーツ」。

現代ではクラシックなスーツスタイルよりも、「セットアップ」という名称で単品での使用も考えられたものの方が主流になってきたでしょうか。

セットアップはフォーマルなシーンから、日常のきちんとした時間に着用される男性の必需品でありながら、

ファッションシーンでも欠かせないワードローブのひとつになっています。

そのような定番といえるものだからこそ、LEで「ちょうど良い」と思えるようなセットアップを過去に制作。

少しずつリニューアルをしていきながら、現在において「ちょうど良さ」という視点では完璧なのではないかと思えるようなバランスに辿り着くことができました。

Super100の細番手ウールを使用した、ダブルとシングルの2型のジャケット。そしてツータックとノータックの2型のスラックス。

同素材の為、体のバランスや好みで好きなように組み合わせることが可能です。

もともとモデルになったのは、アメリカのトラッドなブランドのジャケットスタイル。

少し広めのラペルや、体のラインを拾わないようなウエストシェイプの殆どないクラシックな形。

縫製はしっかりとテーラードを得意とする工場に依頼をしていますが、肩パッドなどは抜き、毛芯もかなり薄めのものを使用するなど要所要所で軽くモダナイズされています。

リラクシングでありながら、肩が落ちるようなオーバーサイジングではない、妙にどこにも属さないような雰囲気。

それは誰が着ても頑張り過ぎてもいなく、子供っぽくもない一種のユニフォームの様な感覚。クラシックとモダンのちょうど中間と言ってもいい。

シングルorダブル×ノータックor２タック。

ブラック or グレー。

セットアップ or 単品使い。

カジュアル or フォーマル。

人によって着方はそれぞれで良い。

本格的なスーツにタイドアップをする程でもないが、それなりにちゃんとした格好をしなくてはいけないとき。

でもそれだけに留まらず、日常でもファッションとして着用ができるもの。

LEのセットアップはそんな現代のユニフォームみたいなものです。

ちなみに、格式の高い場所や、お堅い場面ではドレスのスーツにドレスシャツが良いと思います。個人的には。

LEのセットアップはとても守備範囲が広く、ちょうど良いですが、現代のTPO全てに対応できるとは限らない。

寧ろファッションを楽しむ私たちにとっても、そういった場面でカッコいいスーツにネクタイをチョイスできる様な人になりたい。

着こなしや選び方は是非お店のスタッフに相談してみてください。