年に2回開催されるプレスエキシビジョン。この日までに多くの人が関わりたくさんの想いが詰まった服が一挙にお披露目される。今回“南国のクリスマス”をイメージした、まるで楽園のような装飾がエントランスを中心に施され、来場した方々を出迎えました。ゲストが続々と訪れる場内は、様々な明るい話し声で溢れ、たくさんの笑顔とエネルギーで活気に満ちていました。
フード事業にも力を入れているベイクルーズは、ここでもアパレルのブースに負けない存在感を放っています。9月にロサンゼルスから上陸した“究極のエッグサンド”と言われる「eggslut」に、この冬10周年を迎えた「J.S.PANCAKE CAFE」はメニューも12月に一新。生地から進化したパンケーキがお目見え。と一押しのブランドがズラリと並びお腹を満たしてくれました。ほかにも人気の「CITY SHOP」では来年に予定している京都のフレッシュフルーツをふんだんに使ったサワー専門店の「sour」とのPOPUPを先駆けて、コラボドリンクが振る舞われました。
来季よりスタートとなる新ブランド「Oriens」は、“好きなものを、好きなように、好きなだけ”というコンセプトを掲げた、JOURNAL STANDARDの姉弟ブランド。20代のリアルクローズにフォーカスした展開となるが、注目したいのは立ち上げメンバーが23~26歳と、ターゲット層と同年代のスタッフで構成され今の時代らしいアプローチということ。若い世代の持つ感性を大事にし、Instagramより海外の新たなブランドを探したため、日本初上陸のブランドが多いのが特徴。ニューヨークのブランド「TYLER Mc GILLIVARY」もその一つ。インド産の良質な生地に鮮やかなマーブル模様が、人とは被らない自分だけのスタイルが楽しめる。そんなOriensは来年3月の末より神南店に並ぶ。バイヤーがそのまま店頭に立つのでバイイングした熱が直で伝わるはず。
Instagram : @oriens.js
そして来季よりリブランディングをする「JOINT WORKS」も目が離せない。“CITY TRIP”をキーワードに、4人のコンセプターが都会的な“僕らなり”のライフスタイルを提案する。「週末どこに行く?」を合言葉に日頃の休日を全力で楽しむためのコンテンツを打ち出していく。最初のテーマは“下町” “ギャラリー” “インドア”。浮世絵タッチで作画するアーティストの須田悠を迎え、現在、若者の間で熱いスポットの銭湯を軸にスカジャンや手ぬぐい、桶といったウィットに富んだ限定アイテムを制作。他にも“SOWBOW”は日本の伝統技術の繊細で高いクオリティが魅力的。自信を持っておすすめしたいアイテムが揃う。
Instagram : @jointworks.jp
2020 SPRING & SUMMER SEASON THEME & RECOMMENDED ITEMS トレンドの半歩先を提案する「JOURNAL STANDARD」ではカジュアルなセットアップが充実。またスエットをあえてカーディガンにリメイクしたり、フードやバインダーを取ったり、ブリーチを施したりとリラックスシルエットを中心とした、ダメージ加工も注目です。そしてこれまでにもピックアップしてきた南米のブランドも引き続き押し出す中で、現地の職人の伝統ある手作業に惚れ込み、直接交渉してクオリティの高い技術がパーツごとに反映された見事なアイテム制作を“DEL SOL”で実現。ぜひ手にとって確認いただきたい。また、DAYS FILLTHEBILL × JOURNAL STANDARD の記念すべき立ち上がり1st ISSUE “PLAY FOOL”も要チェック! JOURNAL STANDARD : STORE TOP Instagram : @journalstandard.jp リラックス×マニッシュをミックスした“Relaxing Mannish”を提案。ベーシックの中にも個性を引き出してくれるワンスパイスなアイテムが来季も並ぶ。キーワードとなるのはレオパードやゼブラといったアニマル柄。スタイルバランスは長めの丈を採用したチュニックやハンパ丈のシャツが今のムード感にぴったりです。2019春夏よりデビューした“YAN YAN”は今知っておきたい注目のブランド。アイコニックなチャイナニットは一目惚れ確実でしょう。全体的にペールトーンが主流となるがベージュにブルーといったカラーミックスがモダンな印象に仕上げる。気になる別注アイテムでは、NOMAの立体感のあるボリューミーな刺繍のシャツが目を奪う。スカートでもパンツでも何にでも合わせやすいアイテムです。 JOURNAL STANDARD : STORE TOP Instagram : @journalstandard.jp ÉDIFICE
“ニュートラルシック”を掲げる来季は、抜け感をプラスした中間で品のあるスタイルを提案。定番のアイビールックは、トラッドなブレザーにボタンダウンのシャツ、レジメンタルなタイにスラックスが一般のところ、ノータイにイージーなストレッチの効いたボトムスを合わせるといったバランスで鮮度あるスタイルを実現。またテック系のアイテムにはナチュラルな素材感を掛け合わせたり、デザートパッセンジャーは淡い色を打ち出すなど独自の調和でやりすぎない端整さを。一押しはイタリアのブランド「CARUSO」。トラディショナルな中にも洗練された現代感を持ち、白のワイドパンツにコインローファーやモカシンなどでコンテンポラリーなコーディネートでリラックスした遊びを加えてみてはいかがでしょうか。 EDIFICE : STORE TOP Instagram : @edifice.jp IÉNA
春夏のコレクションテーマは“Bonne vie”。フランス語でグッドライフを意味するコンセプトは、肩の力をぬいて自分らしく心地よい日常を提案。ニュートラルカラーをメインに、シンプルな中にも素材の掛け合わせで新鮮なバリエーションが楽しめるアイテムが揃う。またIENAより展開される、大人の女性に向けた“MAISON IENA COLLECTION”では、シルクや麻といった上質な素材に光りを纏うようなやわらかなカラーが登場。繊細に揺れるシルクが気持ちのよいトップスはサラっと着てもインしても絶妙なバランスを演出してくれます。全身のカラーを統一し、シアーな生地にクリアなアクセサリーを身につけたりと、素材感で遊びを効かせるのがオススメ。 IENA : STORE TOP Instagram : @iena_jp Deuxiéme Classe
“シンプルでいいもの”を来季も引き続き根幹に置くDeuxième Classe。そして、それをベースに春夏らしさを表現するにあたり、「フェミニン」「サファリ」「70's」という3つのテイストを加えたレディライクなスタイリングを提案しています。特に柔らかくて淡いカラーリングで女性らしさを表現し、展開するアイテムもパンツなどのカジュアルがメインだったものから一転、多様なスカートやヒールのあるサンダルといった女性を象徴するものを幅広く展開しています。また、「サファリ」のテイストとして、パイソン柄やサンドカラーなどの色彩やリネン、シルクにネップ加工を施したドライな質感のファブリックで世界観を表しています。 Deuxieme Classe : STORE TOP Instagram : @deuxiemeclasse Spick & Span
色の束という意味を持つ“カラーバンド”が来季のテーマ。イエローにブルー、パープルといった淡い色彩が春の訪れと共に出迎えてくれる。それぞれのシアーな透け感を活かしたワントーンカラーが美しい。引き続きトレンドアイテムのセットアップでも、豊富な種類と丈感が2020年仕様にアップグレードされ、巧妙なバランスがより大人らしく仕上げてくれる。一押しのニットは、スリットによる美シルエットが特徴。フレッシュなカラーが気分を上げてくれること間違いなし。そして注目はデニムの新ライン「5 1/2 」。まさにこんなデニムが欲しかった!を叶えてくれるラインナップです。ヴィンテージ感をベースに色味もサイズ感もちょうどいい今っぽさを取り入れたディティールが詰まってます。 Spick & Span : STORE TOP Instagram : @spickandspan_jp Photo_Yuki Aizawa / Text_Asami Yamane