聞くところによると、今日はTEPPEIさんとの3日連続撮影の締めくくりなんだそうですね。
ハマ・オカモト(以下、ハマ):そうですね。TEPPEIさんとは日頃から1ヶ月空くことがないくらい頻繁にご一緒させていただいてます。
そもそものきっかけというか、始まりとしては?
ハマ:10年近く前ですかね。とある女性誌でOKAMOTO'Sとしての連載企画をやらせていただいていて、その号ごとのテーマに沿ってスタイリストさんにスタイリングをしていただく、という座組みだったのですが、バンドとしてもいろんな人と知り合いたい時期だったので、全乗っかりさせていただいて(笑)、いろんなスタイリストさんに声をかけさせてもらってました。その連載のとある回でTEPPEIさんにお声がけさせていただいたわけですが、あれは、(オカモト)レイジ経由ってことになるんですかね?
TEPPEI:そうです。もともとレイジさんとぼくが知り合っていて。あれがOKAMOTO’SとTEPPEIの最初の接点ということになりますね。もう10年になるんですか。こういう機会なので、ぼく自身が気になっていたこともお聞きしたいのですが、多数のスタイリストさんにお会いしてスタイリングをされる立場として、ぼくのどういう部分にしっくりきていただいたんですか?
ハマ:坊主だったから、ですかね。
TEPPEI:そのときは坊主じゃなかったですよ(笑)。
ハマ:(笑)。たらればの話になりますが、ぼくがスタイリストとしての人生を歩むとしたらこういう人になりたいな、とTEPPEIさんのお仕事を見ていて感じたんですよね。というのも、ぼくは自分がやっていることに異常な執着があると自覚していて、TEPPEIさんにもそういう執着を感じたときがあったんです。もちろん、いい意味ですよ。
TEPPEI:なるほど。執着、ですか。ちなみにどのときですか?
ハマ:ものすごい靴下履き替えさせられたときですね。
TEPPEI:あはは(笑)。ありましたね。
ハマ:信念むき出しだなって。靴下の件はテレビのお仕事ですが、オンステージやテレビ出演の際にスタイリストさんにしていただけることって、本番に送り出してもらうところまでになってしまうんです。だからこそ、座ったときに見える靴下の分量とか、その靴下が下がってこないかとか、あらゆる場面を想定してくださるのはすごく納得ができたというか。「そうそう、俺がスタイリストでもこうする」と思ったんですよね(笑)。