- 本城直季 / 写真家
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1978年、東京都生まれ。東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻修了。蛇腹の付いた大判フィルムカメラを利用し、風景をジオラマのように撮影する独自の手法で作品を生み出す。『small planet』(リトルモア、2006年)で木村伊兵衛写真賞を受賞。作品制作を続ける傍ら、ANA機内誌『翼の王国』で連載するなど、幅広く活動している。作品はメトロポリタン美術館やヒューストン美術館、東京都写真美術館などにパーマネントコレクションとして収蔵されている。
〈SELECT by BAYCREW'S〉では、国内外から招聘したショップやクリエイターとの期間限定、見逃し厳禁なポップアップイベントを常時開催中。7月はどんな顔ぶれに? 雨と湿度でダウナーになった気分をフレッシュにしてくれる、ホットなトピックスを今すぐチェック。
〈art cruise gallery by Baycrew’s〉では、写真家の本城直季さんの個展『Small Cruise』が開催中。代表作の『small planet』をはじめ、『東京』『京都』『tohoku311』『plastic nature』『kenya』などのシリーズから年代 / エリア / テーマを定めずにピックアップされた作品と、〈SELECT by BAYCREW'S〉が位置する『虎ノ門ヒルズ ステーションタワー』を上空から臨む、撮り下ろしの新作とを合わせた計35作品が展示されています。
「本城さんといえば」な、このジオラマのような風景写真は“シノゴ”と呼ばれる大型のフィールドカメラを用いて撮影されています。東京、ニューヨーク、ケニア、スウェーデンと世界中をクルーズするような構成で作られた展示会場は、空間デザインも込みでお楽しみいただける内容となっています。
写真集や画面を通して観たことがある作品も、大きく引き伸ばされた状態で向き合うとまた異なる発見や、気付きがあります。店内、涼しくなっています。〈SELECT by BAYCREW'S〉のショップクルーズの始点にぜひ。
2024年6月28日(金)~8月22日(木)
1978年、東京都生まれ。東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻修了。蛇腹の付いた大判フィルムカメラを利用し、風景をジオラマのように撮影する独自の手法で作品を生み出す。『small planet』(リトルモア、2006年)で木村伊兵衛写真賞を受賞。作品制作を続ける傍ら、ANA機内誌『翼の王国』で連載するなど、幅広く活動している。作品はメトロポリタン美術館やヒューストン美術館、東京都写真美術館などにパーマネントコレクションとして収蔵されている。
『TIMELESS BLUE』と名付けられたこちらのイベントでは、ジュエリーデザイナーの安部真理子による「新しい藍のかたち」を堪能できます。天然灰汁発酵建藍染(てんねんあくはっこうだてあいぞめ)と呼ばれる、江戸時代から続く染色技法にこだわり、その伝統を京都で守り続けてきた『本藍染雅織工房』の藍染めをジュエリーブランドの〈Adlin Hue〉 と〈sharanpoi〉とともに提案しています。
藍染めを施したパール、青いストーンのリングのほか、藍で染めたシルクのドレスやヴィンテージウェア、伝統的な手ぬぐいなどを展開するほか。京都で人気の『小嶋商店』の提灯、今治のこだわりの『OLSIA』のオーガニックコットンタオルも藍染めに。
深みがありながらもどこか涼しげな、自然由来の藍色はやっぱり夏がよく似合う。他ではお目にかかれない、特別なブルーとの出会いを虎ノ門で楽しんで。
2024年7月4日(木)~7月15日(月)
地球上に既に存在する資源を活用してジュエリーを製作。インドの工場内でリサイクルされたシルバー925から、長年眠っていたデッドストックのストーン、破棄される運命だったアコヤパール、リサイクル可能なガラス、ヴィンテージのデッドストックチェーンまで、多様な素材を組み合わせて無二のジュエリーを生み出している。
Instagram : @adlinhue
インドのポルキやエナメル、日本の漆工芸、象嵌技術を取り入れた、慎ましくも流麗な東洋の工芸に愛と誇りを込めたファインジュエリーブランド。古い宝石から取り外した貴石など、すでに地上にある貴重な資源を活用したジュエリーを展開している。
Instagram : @sharanpoi.boudoir
Text_Nobuyuki Shigetake