Christmas Chatting with iri

iriさんとクリスマスの話を少々。

Christmas Chatting with iri.

大人になってから、やたらと人のクリスマスが気になるようになった。あの人は、どんなクリスマスが理想で、どんなギフトを贈るんだろう? フェイバリットなクリスマスソングと、遠い日の両親との思い出も知りたい。ホリデーシーズンにぴったりな、プレイフルなニットを身に纏ったiriさんにインタビュー。

Starring_iri
/ Styling_Masataka Hattori
/ Hair&Make-Up_Megumi Kuji
/ Photo_Kei Ito
/ Interview&Text_Nobuyuki Shigetake

クリスマスは、
とことんベタに。

iri
神奈川県出身。地元のJAZZ BARで弾き語りのライブ活動を始め、2014年ファッション誌NYLON JAPANとSony Musicが開催したオーディションでグランプリを獲得する。HIP HOP/R&Bマナーのビートとアップリフティングなダンストラックの上をシームレスに歌いこなすシンガーソングライター。2016年ビクターよりメジャーデビューし、iTunes Storeでトップ10入り、ヒップホップ/ラップチャートでは1位を獲得。翌年にはNikeのキャンペーンソングを手掛け話題となる。数多くのファッション誌にも登場し、フランスのフェスや中国でツアーを開催するなど海外でのライブにも出演し、多方面から注目される新進女性アーティスト。
心に残っているクリスマスの思い出は?
両親がしっかりとクリスマスをやってくれるタイプで、そのおかげか、小4くらいまではサンタの存在を本気で信じていました(笑)。プレゼントはもちろんのこと、リビングに置いてあったケーキが朝起きたらちょっと減っていて「サンタさんが食べて行ったんだね」みたいなことを言ってきたりして。他にもいろいろと、わたしがサンタを信じるような仕掛けをしてくれていたことが、印象に残っています。
理想のクリスマスの過ごし方は?
チキンを焼いたり、ケーキを食べたり。ちょっとよそ行きの洋服で着飾って、クリスマスらしい音楽を流しながら友人たちとホームパーティをしたり。幼い頃の経験もあってか、とことんベタにクリスマスをやりたいタイプです。外で過ごすよりも、圧倒的に家で過ごしたい派ですね。
iriさんにとってクリスマスってどんな日?
毎年アルバムの制作時期と重なっていて、ドタバタとしながらそのまま年末に突入していたので、浮き足だった世の中のホリデームードとは対照的な、余裕のない時期というイメージです(笑)。今年は年間のスケジュールを少し変更したタイミングだったので、例年よりは落ち着いたクリスマス、年末年始を過ごせそうです。
クリスマスにプレゼントを贈りたい相手は?
両親です。わたしも大人になったので、子どもの頃に自分がそうしてもらったように、親にプレゼントをあげたいと思うようになりました。サプライズとかではないです(笑)。ここ何年かは、ちゃんと欲しいものを聞いて、お家で使えるような実用的なものを贈るようにしています。
今年はどんなムードの音楽をよく聴きましたか?
Chet Baker(チェット・ベイカー)など、クラシックなジャズをリラックスして聴くことが多かったです。春先にアルバムを出して、制作的にも、気持ち的にも少し落ち着いた1年を過ごせていたこともあって。自分の原点のような音楽を改めて、ゆっくりと向き合うように聴いた1年でしたね。
歌詞はどんなときに思い浮かぶ?
基本的にはメロディありきで歌詞を考えるので、言葉だけが先行することはあまりないかもしれません。部屋にこもって書くときもあれば、外に出て、電車に乗りながら書くこともあります。ファミレスで周囲の人たちの会話に聞き耳を立てながら書くこともありますね。どんな詞を書きたいかで自分の身の置き場を選んでいるイメージです。
iriさんが最近気になるアーティストは?

PawPaw Rod「A PawPaw Rod EP」

ファンクやヒップホップが混ざり合っていて、懐かしさを感じる部分もありながら、打ち込みの音が程よく入ってくる感じが好みでした。歌とラップを自由に行き来する感じも、聴いていてとても心地よいです。
iriさんにとってのクリスマスソングの定番は?

ビング・クロスビー「ホワイトクリスマス」

子どもの頃、クリスマスシーズンになると母がいつもクリスマスソングのコンピレーションアルバムをかけていて、この曲が流れてくるのを密かに楽しみにしていました。聴くと懐かしい気持ちになりますし、一瞬でクリスマスの情景が頭に浮かんできます。

iriが選ぶ、
6つのギフト。

iriさんはクリスマスにどんなギフトを選ぶ? 渋谷スクランブルスクエアの〈JOURNAL STANDARD〉と〈EDIFICE〉にてレッツ・ショッピング。

〈APFR(アポテーケ フレグランス)〉のインセンス
〈APFR〉のインセンスはバリエーションも豊富で、ギフト人気も高い。セットで贈るのも◎。「カジュアルなプレゼントには、香り物を選ぶことが多いです。〈APFR〉のインセンスは甘くなく、ウッディでスモーキーな香りが特に好きで普段から愛用しています」。
〈New Era®︎(ニューエラ®︎) × 〈JOURNAL STANDARD〉の『9TWENTY D Tigers』
〈JOURNAL STANDARD〉が別注したアルカンターラ素材の〈New Era®︎〉はこの冬のイチオシ。「初めて見た素材だったので、衝動的に選んでしまいました。普段から毎日のようにキャップを被っている友人に贈りたいですね」 
Off The Court by NBA × JOURNAL STANDARD relumeのスウェット
オリジナルのボディにヴィンテージ感が漂うNBAのチームロゴをプリントを施した、スペシャルな1着。全9チームのなかからiriさんが選んだのは、ソルトレイクシティに拠点を置くユタ・ジャズ。選んだ理由は…「色が可愛かったから。学生の頃バスケ部でしたが、NBAは詳しくないです(笑)」
〈Hender Scheme(エンダースキーマ)〉の『square zip purse』
Hender Scheme(エンダースキーマ)が定番的にリリースしている、使い勝手抜群の二つ折りウォレット。「革小物はプレゼントの定番ですよね。深いブラウンが好きで、ついつい選びがちです」
〈417 EDIFICE〉のモックネックニット
コットンカシミヤを用いた柔らかなモックネックニットは豊富なカラバリが魅力的。「贈り物は、その人に何が似合いそうかを考えるのが楽しいです。ちゃんと似合うもの、ちゃんと使うものを贈りたい派ですね」
POLARTEC × JOURNAL STANDARD relumeのフリースグローブ
バイク乗りの友人も多いiriさん。そんな友人を思い浮かべながら選んだこちらは…「ぱっと見で可愛いなと思いました。こういう手袋ってあんまり見たことないので、個人的にも欲しいです。しかもこれ、スマホもいじれるんですね。すごく便利そう」