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『彼女のスタート地点』vol.6 生駒里奈 | JOURNAL STANDARD

女優、モデル、アーティスト、お笑い芸人など…。各分野で活躍する女性のスタート地点とは? 活躍に至るまでの道のりやエピソードをスタート地点となる場所でインタビュー。 第6回目に迎えるのは、アイドルグループからソロ活動へと転身した生駒里奈。 <乃木坂46>を卒業して1年経った今、卒業を決めた当時の心境や仕事に対する想い、 <乃木坂46>時代のお話を伺いました。

2019.07.05
JOURNAL STANDARD

女優、モデル、アーティスト、お笑い芸人など…。各分野で活躍する女性のスタート地点とは?
活躍に至るまでの道のりやエピソードをスタート地点となる場所でインタビュー。
第6回目に迎えるのは、アイドルグループからソロ活動へと転身した生駒里奈。
<乃木坂46>を卒業して1年経った今、卒業を決めた当時の心境や仕事に対する想い、
<乃木坂46>時代のお話を伺いました。

ーー<乃木坂46>在籍中はもちろん、卒業後も舞台やバラエティにと大活躍ですね。生駒さんは天王洲にある<銀河劇場>を“スタート地点”として選ばれましたが、それはなぜですか?

この<銀河劇場>は、2017年8月に初めての主演に挑んだ『モマの火星探検記』という舞台を上演した場所で、一言で言うと、“<乃木坂46>からの卒業を決断することができた場所”です。

ーー実際に、卒業を思い立った時期はいつ頃なんですか?

グループ結成時、わたしはまだ15歳でしたが、母に「アイドル活動をするからには3年はきちんとやりなさい」と言われていたんです。もちろん、わたしもアイドルという仕事を真摯に受け止めて、ひとつひとつの仕事に全力で向き合っていました。ただ、それと同時に、“いつまでもアイドルに固執してはいけない”“アイドルは寿命があるもの”という思いもあって。だから、どこかのタイミングで卒業する日が訪れるんだろうなと、なんとなく考えていたんです。そして、舞台『モマの火星探検記』に出演が決まったのがちょうど21歳になる年で。一般的に21歳といえば就職を考える年齢ですよね。稽古をしていくなかで、ふと卒業するならこの歳なのかなと思ったんです。

ーーそうなんですね。では、卒業という思いを抱えながら『モマの火星探検記』で主演を務めた当時の心境、終演後の気持ちの変化を教えてください。

わたしが演じたのは、宇宙飛行士だった亡き父にメッセージを送ろうと小型ロケットをつくる女の子<ユーリ>の役でした。それまでも舞台のお仕事の経験はありましたが、この舞台では主演という、とても高いハードルがありました。なので、同時期に予定していた<乃木坂46>のツアーを欠席し、舞台だけに取り組もうと決めました。“この舞台をやり終えたら、今後1人でもやっていけるかもしれない”と思って。そう決意して挑んだ作品で、芝居と役に入り込めた瞬間があったんです。まるで、本当にユーリとしてロケットを飛ばせた気分でした! この舞台を通して自分を俯瞰的に見られるようになり、彼女の言葉や気持ち、作品内のさまざまなシーンで助けられました。同時に、まわりの人からの支えもあり、試行錯誤しながらみんなで作品をつくる空気感や、スタッフの方に「そのままで、やりたいことをやっていいよ」と言われたことがすごく嬉しくて。また機会があるなら、このカンパニーに戻りたいなと思いました。以前出演した舞台に対して、“あのときもっとこうしたらよかった”という後悔が芽生えたし、“今後は後悔なんてしたくない”と思えるきっかけにもなりました。今のわたしにとって、これ以上に大切な作品はないと感じています。

ーーその主演舞台が<乃木坂46>卒業のきっかけになったわけですね。

そうですね。ただ、最初からすぐに卒業と割り切れたわけではありません。いざやめたとき、自分ひとりでやっていけるのか不安もありましたし、今後の活動に関しても未知の世界だったので、とても悩みました。でも、舞台のおかげで自信が持てたので、決めた以上後悔するのはやめようと、最終的に思えたんです。

ーーちなみに、すごく漠然とした質問ですが、“<乃木坂46>のセンター”ってどんな感じでしたか?

わたし自身、センターに対してとくに意識はなかったですね。まわりからのプレッシャーも感じませんでした。ただ、デビュー時にセンターをやらせていただけたことはとてもラッキーなことですし、貴重な経験だったと思っています。

ーー<乃木坂46>を卒業して約1年が経ちましたが、振り返ってみてどんな1年でしたか?

毎日楽しかったです。案外、いろいろなところに仲間がいて。素敵な先輩や友達も、なんだ、たくさんいるじゃないかと。卒業前はすごく考えていましたが、そんな心配は意外といらなかったんだなと。お仕事をいただけるかも不安でしたが、“それも自分だけじゃない、きっとみんなそう思っているんじゃないかな”と思うようになりました。地道にコツコツと仕事に向き合っていれば、いつか身を結ぶだろうから、なんでもやろうと思って活動した1年でした。

ーーグループ活動からソロ活動になって、大きな変化はありましたか?

ソロだとすべて自分にふりかかってくるので、わたし的にはすごくやりやすくなった気がします。グループでは集団行動なので、なにかに向かったとき、さまざまな人の気持ちがあるのでなかなかまとまらないことがあるけど、根っこを曲げないでやっていけば大丈夫だということを学びました。そして<乃木坂46>に所属していなかったら、わたしの存在が知られることはなかったと思います。自分が思っている以上に、世間の方々に知ってもらえていましたからね。

ーー卒業の際に、「今後は表現の幅を広げたい」とおっしゃっていましたが、その後目指すものは見つかりましたか?

まだ大きな目標はありませんが、今は表現の幅を広げるため、もらった役にちゃんと入れるような準備期間だなと思っています。体力や発声方法など、先輩方を見ていると、自分はまだまだだと思うので、ジムやボイストレーニングに通っています。ひとつの舞台はトータルで約3時間ほどあるので、最初から最後まで一定のテンションを維持するためには必要不可欠なこと。また、少し前に『ファントム ワーズ(PHANTOM WORDS)』という作品で殺陣に挑戦したのですが、それがとても楽しくて、もっと勉強したいと思いましたね。

ーー最近は、舞台だけでなくバラエティでの活躍を多くお見かけします。共演者からも“生駒ちゃん”の愛称で親しまれていますが、出演する際になにか意識していますか?

半分は“生駒里奈”、半分は“生駒ちゃん”であること、ですかね。もちろん、“生駒ちゃん”と呼ばれるのも嬉しいですが、バラエティだけでいいかなと思っていて。舞台で難しい役を演じるときは、“生駒里奈”でありたい。そうやって自分自身をコントロールしています。

ーー<乃木坂46>のメンバーとは今も連絡をとっていますか?

メンバーと頻繁に連絡を取り合うことはないですね。たまに現場で会ったときに「元気?お互い頑張ろうね」という関係ぐらいがいいのかなと思っています。

ーー話を伺っていると、とても真面目でポジティブな印象ですが、なにかで壁にぶつかったときはどうしていますか?

この質問はよく聞かれるんですが、壁にぶつかって当然だし、ケガして当然、その上でいつか笑い話にできたらクリアでいいのかなと思っています。

ーーでは、少しプライベートについて伺いたいのですが、最近のリフレッシュ方法や休日の過ごし方を教えてください。

最近だと、舞台を観て刺激をもらったり、家族と一緒にエンターテインメントショーが見られる場所に食事に行きました。すごくおもしろかったので、時間があればまた行きたいですね。なんだか振り返ってみると、わたしって常にインプットを求めているんだろうなと思います。映画を観に行って出演者の演技を見ていても、ついつい“こうしたらいいのか”と思ってしまうし(笑)。

ーーそれだけ勉強熱心ということですよね。ちなみに、漫画やアニメ好きで知られる生駒さんですが、お気に入りの作品は?

漫画とアニメは昔から大好きですね。ただ、最近は漫画に没頭できる時間がなかなかなくて、時間があれば舞台の台本を覚えることに費やしています。とくにプライベートがないからといってストレスになるタイプではないので。漫画は今も変わらず『NARUTO』が好きです。少女漫画よりも少年漫画やかっこいいキャラクターに憧れてしまうんです。

ーーでは、最後に。今後挑戦してみたいことや実現したい夢があれば教えてください。

踊ることが好きなので、ダンスだけの演目をやってみたいですね。芸能界に入ろうと思ったきっかけもダンスが好きだったからなので。テント小屋とかで何日間かやってみたいと思っています。ダンスは小3~小6までの4年間と高校生の頃にやっていたのですが、昔から踊っているときはまるで自分じゃない人になった気分だし、まわりからもいつものわたしじゃないって言われるくらいで(笑)。もしかしたらストレス発散の時間なのかもしれませんね。それと、今は両親や先輩、マネージャーと、目上の方が多いのですが、尊敬できる人たちばかりなんです。だから、いつか後輩や年下の子たちに、そんな憧れの念を抱いてもらえるような存在になれたらいいなと思っています。これから、人としてももっともっと成長できるように頑張ります!

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Photo_Keita Goto(W)
Hair & Make-up_Rino Ehara
Interview & Text_Kozue Takenaka
Cooperration_The Galaxy Theatre

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Rina Ikoma

生駒里奈

1995年12月29日生まれ。2011年<乃木坂46>一期生オーディションに合格。デビューシングル『ぐるぐるカーテン』ではセンターへ抜擢された。6枚のシングル楽曲で単独センターを務め、<乃木坂46>の中心人物として活躍し、2018年5月に卒業した。卒業後は女優・タレントとして、ドラマ、舞台、バラエティー番組など、多方面でマルチに才能を活かして活躍している。

[Archives] -彼女のスタート地点-

vol.001 紗羅マリーのスタート地点

vol.002 甲田まひる(MAPPY)のスタート地点

vol.003 中田みのりのスタート地点

vol.004 渡邉みな(めがねちゃん)のスタート地点

vol.005 綱川禎子のスタート地点


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