1. HOME
  2. MAGAZINE
  3. 『彼女のスタート地点』vol.2 MAPPY | JOURNAL STANDARD

『彼女のスタート地点』vol.2 MAPPY | JOURNAL STANDARD

女優、モデル、アーティスト、スポーツ選手など…。各分野で活躍する女性のスタート地点とは? 活躍に至るまでの道のりやエピソードをスタート地点となる場所でインタビュー。 第2回目は、“マッピー”の愛称で世界中に約13万人を超えるインスタグラム・フォロワーを持つ甲田まひる。 若くしてファッショニスタの仲間入りをした彼女は、プロのジャズ・ピアニストの顔も併せ持つ才能の持ち主。 ジャズとの出会いからデビューに至るまで、プライベートについても伺いました。

2019.05.28
JOURNAL STANDARD

女優、モデル、アーティスト、スポーツ選手など…。各分野で活躍する女性のスタート地点とは?
活躍に至るまでの道のりやエピソードをスタート地点となる場所でインタビュー。
第2回目は、“マッピー”の愛称で世界中に約13万人を超えるインスタグラム・フォロワーを持つ甲田まひる。
若くしてファッショニスタの仲間入りをした彼女は、プロのジャズ・ピアニストの顔も併せ持つ才能の持ち主。
ジャズとの出会いからデビューに至るまで、プライベートについても伺いました。

ーー撮影中にピアノを弾く甲田さんがお店の雰囲気にもぴったりで、とても素敵でした! スタート地点として『音吉! MEG』を選ばれたのですが、なぜこのお店を選んだのでしょうか?

ジャズに興味を持ちはじめ、母に初めてジャズ喫茶に連れていってもらったのが7歳のときでした。当時、中央線沿いにはジャズを聴けるお店が多かったのですが、『音吉! MEG』もたまたま見つけて訪れたんです。そこでジャズのレッスンを行っていることを知り、ライブにも通い始めました。後にお店で出会ったピアニストの方に師事するきっかけにもなったので、とても大切な場所です。わたしもここに来るのは5年以上ぶりかな。すごく懐かしいですね。

ーー7歳からジャズ喫茶をまわるなんて、珍しいですよね。いろいろなジャンルがあるなかで、ジャズに興味を持ったのはなぜですか?

5歳からYAMAHAでクラシックピアノを習いはじめ、グループレッスンを受けていたんですが、そのときの先生がクラシックをラテンやジャズにアレンジしてくれることが多く、“ジャズって楽しいな”と思ったのがきっかけです。個人の発表会でもジャズに近い作曲家の曲を好んで弾くようになりました。それからは母が図書館でたくさんのCDを借りてきてくれて、<オスカー・ピーターソン>や<バド・パウエル>などの、名盤を聴く毎日でしたね。リズムをちょっとずらしたり、わざと弾き間違えるとか、個性あふれる彼らの曲調に感動を覚え、ひたすら真似て弾いていました。

ーーそれからどんな練習をしていたんですか?

ジャズだけでなくクラシックを学ぶことも大切だと先生に言われて、並行して習いました。『音吉! MEG』でのジャズピアノ講座はもちろん、ジャズコンサートで知り合った方に習ったりもしました。家でもファッションのお仕事をするまでは1日3~4時間は練習していたし、音楽もジャズしか聴いていませんでした。

ーー小さい頃にそれほどまで夢中になるものがあったなんて、すごい! 確かにジャズライブに行くと演奏者がとても楽しそうに演奏しているのが聴く側にも伝わってきますよね。個々に弾いて最後はきっちりとまとまる、あれは事前に打ち合わせはしているんですか?

ジャズって意外と決まりごとが多いんです。わたしも初めて生でジャズを聴いたとき、その場でしかできない曲調、雰囲気、ライブ感に感動しました! そこで、練習だけでなく基礎についても勉強するようになり、覚えなきゃいけないコードが何十個もあることを知りました。ほかにもソロをまわす基本の順番も決まっていて、ものすごく頭を使うジャンルなんです。あとは、とにかくたくさんの曲を覚えるのみ! セッションをするときの曲決めで、“知らないんだ”っていう空気になるのが恐くて…。だから、時間がある限り曲をコピーして覚えるようにしています。今では1曲に対して何分かあれば覚えられるくらいになりました。

ーーわたしも小さい頃にピアノを習っていましたが、どうしても弾けないメロディがあって、苦戦して練習するのが嫌になったなぁ…。そういうときはどうしていますか?

わたしもクラシックを習っているときそうでしたよ。でも、ジャズはシンプルなメロディしかないから、もし弾けなかったら自分ができるアレンジにしたらいい。ジャズには正解がないからおもしろい!

ーーそんな甲田さんは昨年5月にアルバム『PLANKTON』でメジャーデビューを果たしたわけですが、16歳でのデビューに驚きました。

目標のひとつだったアルバム制作ですが、好きなアーティストの方とつくることができてうれしかったです。ジャケットのデザインにも力を入れました。インスタでわたしの似顔絵を描いてくれている人たちのなかから見つけて、DMを送って相談しながら仕上げてもらったんです。ジャズ好きだけでなくファッション寄りのファンの方からも反響もありました。ジャズは大人のイメージが強いですが、同世代の人たちにも聴いて欲しかったので、ジャズ界のレジェンドたちをリスペクトしながら自分のテイストで演奏するというコンセプトがよかったんだなと思いました。

ーー型にはまらないところが甲田さんらしいですね。ファッションシーンにおいても、そんなところが世界中の人たちから支持される理由のひとつなんでしょうね。小学6年生からインスタをはじめたそうですが、ファッションに興味を持ちはじめたのはいつ頃ですか?

幼稚園のときですかね。街にいるお姉さんたちを見るのが好きだったんです。兄もいるからおませさんだったのかも(笑)。流行にも敏感で、トレンドアイテムを着たいけどサイズがないからってワガママを言って母に探してもらいました。年中や年長のときはプリキュアが好きで、ヒールが憧れだったので買ってもらい、ひとりだけヒールを履いて公園に行っていました。“おしゃれは我慢!”という言葉もその頃に覚えました(笑)。まわりの子とかぶるのが嫌だったし、母もわたしがしたいようにさせてくれたので、自分ならではのおしゃれに目覚めました。いつの間にか“イケてる、イケてない”という感覚も身についていました。

ーーちなみに、10代前半と今を比べて、自身のファッションに変化はありましたか?

かなりあります。古着は一貫して好きなんですけど、インスタをはじめたときは原宿系ファッションが好きでした。そのインスタをきっかけにファッションショーに招待されるようになり、モード系にも興味を持ち、コレクションをチェックするようになりました。憧れていた世界にまさか自分がフロントロウで招待されるなんて夢のようでした! そして、最近はヒップホップをよく聴くようになってストリート系に…という感じです。

ーー音楽とファッションという、2つのジャンルで活動している甲田さんですが、関連していると思うことはありますか?

常につながっていると思う。どちらも同じくらい大好きで、大切なものです。格好いい音楽をつくる人はファッションにも自然とセンスが現れますよね。だから、わたしもそうありたいなと思っています。

ーーでは、今年公開される映画『台風家族』で初の演技、撮影をしてみてどうでしたか?

レコーディングと同じくらい楽しかったです! もちろん初めてのことだったので大変な部分もありましたが、楽しさの方が勝っていて。昔からみんなでなにかをつくり上げることが大好きなので、待ち時間でさえもすごく楽しくて。またお話をいただければやりたいなと思います。

ーーお仕事と学業の両立はできていますか?

はっきりいってできてないです、学業が…(笑)。通信教育なので、必死にレポートを書く日々です。ちゃんとやらなかったら進学できないので、締め切りにいつも追われて結局毎回ギリギリ…。

ーー最近ハマっているものやプライベートの過ごし方を教えてください。

ハマっているものは、シーザーサラダ! チーズが大好きだからっていうのもあるかもですが、毎日食べてます。止まらない(笑)。よく飽きないなぁと自分でも思います。プライベートでいつもなにしてるんだろう? って考えると、音楽しか聴いていないですね。聴いて踊ってを繰り返してます。あとはたまにレコードを探しに出かけたり。

ーー20歳までにしたいことや、将来の目標はありますか?

もちろんあります! ニューヨークに数回ジャズの勉強に行ったことがあり、やはり本場の空気感が最高だったのでいずれは海外で活動したいです。今はジャズ以外の音楽にも夢中になっているので、ジャズもしっかり勉強しつつ、“自分の音楽”をつくっていきたいです。今は若いというだけで褒められてますが、これからはそれだけじゃ通用しないので(笑)。


---


Photo_Yuichi Akagi(eight peace)
Hair & Make-up_Taro Yoshida
Interview & Text_Kozue Takenaka

  • 19040400714010
  • 19095410001910
  • 19093410011710
  • ※クレジットの記載がないアイテムは入荷次第記載されます。

Mahiru Koda

甲田まひる

(MAPPY)

2001年生まれ。ファッショニスタ/ジャズピアニスト。
小学6年生のときにはじめたインスタグラムをきっかけにファッション業界から注目を集め、東京コレクションのフロントロウなどに招待される。以降、ファッション誌のモデルとしても活躍。
2017年より都内のライブハウスを中心にジャズピアニストとしての活動を開始。2018年5月にメジャーデビュー。


あなたにおすすめのまとめ記事

  • tops_yokobanner.jpg
  • dress_yokobanner.jpg
  • bottoms_yokobanner.jpg
  • outer_yokobanner.jpg
  • sundry_yokobanner.jpg
  • coorde_yokobanner.jpg

あなたにおすすめの記事

あなたにおすすめのアイテム