オトナミューズ編集部が解説!
オトナミューズ編集部が解説!“Deuxième Classe”が素敵な理由
佐田真由美が着る“夏のMUSE”
部員み~んなDeuxième Classeのファン! オトナミューズ編集部が、Deuxième Classeのいいところを独自の視点で解説。デザイナー&バイヤーに取材させてもらって、素敵な理由を探ってきました。一部マニアックなお話もありますが、よろしければお付き合いください。
部員み~んなDeuxième Classeのファン! オトナミューズ編集部が、Deuxième Classeのいいところを独自の視点で解説。デザイナー&バイヤーに取材させてもらって、素敵な理由を探ってきました。一部マニアックなお話もありますが、よろしければお付き合いください。
シェイクコードと呼ばれているロングカーディガンは、もう5~6年、定番アイテムとして愛されている名品。うっすら肌が透け日差しや冷房から守ってくれるだけでなく、何とも言えないニュアンスカラーを重ねることで、夏のコーディネートに奥行きを出してくれます。
複数いるデザイナーチームの中でも定番アイテムを多く生み出している金川さんは毎年、どう改良を重ねるか産みの苦しみを味わいながら向き合っているそう。
「形は4年くらい変えていませんが、一番悩むのは色です。毎年登場するベージュも、実は毎年お色みを調整しているんです。今季Deuxième Classeに並ぶ他アイテムとコーディネートするならもっと黄みの強いベージュがいいかな、とか、いやいやブラウンのパンツと合わせるなら赤みを強めようか。とか。細かくてごめんなさい(笑)」(金川さん)
いえいえ、むしろありがとうございます。今季は他にブルーやホワイト、グレー(といっても、限りなく白に近い!)などを展開。シンプルなタンクトップとデニムにさらりと羽織るだけで、心が落ち着きます。
トップスは夏のDeuxième Classeを語る上で欠かせない、トリアセ素材のEDENシリーズから。
今季初登場したシェイクコード素材のニットパンツとニュアンスカラーをレイヤードすれば、楽だけれど上品なスタイルに仕上がります。
汗をかいても洗濯しても、すぐ乾きそうなトップス。
「わ、気づいてくださって嬉しい。まさに、そうなんです。秋冬から満を持してリニューアルしたEDENというトリアセシリーズで。ちょっと細かい話ですが、ポリエステルやナイロンは合成繊維、コットンや麻は天然繊維ですよね。EDENは木材から作っている半合成繊維の糸と、ペットボトルなど再生ポリエステルから作った完全オリジナルのトリアセテート素材なんです。 トリアセって、汗や水分を吸収するんですがすぐ乾く特殊な性質があって、手洗いできます。高温多湿な日本の夏に適しているんですね。ドレープ感も出るので柔らかさや動きもあり、つかず離れずのサイズ感で大人の女性に安心して着ていただけるかな、って」(金川さん)
なるほど。金川さん、素材の話になると急に饒舌になりますね。さては相当、素材オタクですね…?
買い付けを担当したバイヤー松原さんのこだわりは色と、袖を通して実感した“女っぽさ”。
「ドゥーズィエム クラスではオリジナルでもたくさんシャツを作っているのですが、いい意味で適当な、このラフな風合いは自分たちではどう頑張っても出せなくて。さすが、ずっとシャツを作り続けているブランドだなって袖を通して実感したんですよ。程よくシルエットがくびれていて、色っぽく着られるシャツだ、って。カジュアルな素材なんですが、だからこそ女性らしさが引き出されるといいますか…。不思議な魅力。とても軽くて薄いからこれからの時期、日焼けを気にする方にもオススメです。なんだか今って、明るい色を着たいかなって、ブルーとかピンクとか、パープルがかったグレーなどキレイな色を選んできました」(松原さん)
松原さん、ナイスセレクトです。タンクトップに重ねたりして、ヘルシーに女らしさ、楽しみたいですね。
昨年爆発的に売れた綿レーヨンのトップスと、otona MUSE編集部員も複数狙っている、再販してもすぐ売り切れる名品パンツ(とても清潔感があるのに、このまま寝られそうなほど楽)。「着ていて楽だけど、きちんと見える」は、もはやDeuxième Classeの基本。
「肩の肉づきとか、大人にとってちょっとツライところを隠してくれるんですけれど、キレイに見える袖の形をしています。」
とデザイナー金川さんが紹介してくれたのは、looseyタンクトップという大人気トップス。柔らかくツヤのある素材感なので、カジュアルなタンクトップはちょっと…な方にもオススメできます。
「あの、ぱっと見ただけで上品だなとか、上質だなって、思っていただけるようにしたいんです。本当に、それが第一段階。手に取るとか、着ていただくより前にまず、お洋服って視線に入ったときに美しい佇まいであるべきだと、思うんです」(金川さん)
ま、真面目。まっとう過ぎて眩しいよ、まっすぐその目を見れないよ、金川さん…!
こなれ感のあるタンクトップに、ゴールドジュエリーをレイヤード。薄着になる夏はとくに、ジュエリーで自分らしさを表現したくなるのが大人の性。Deuxième Classeってそんなレイヤード術にも、特徴があるんです。
それ、海外の方のつけ方をお手本にしてるからかもしれません、と目を輝かせるのはバイヤー松原さん。
「置いてあると可愛いけれど、自分がつけるとなると、慣れなくて恥ずかしいし借り物みたいになっちゃう経験は私もあって、だからこそ、『こう重ねると素敵ですよね』って、お店や写真でお伝えできたらいいなと思っているんです。ターコイズのリングは、バイイングで出向いた先でデザイナーさんはもちろん、街を歩いている人にも『写真を撮らせてください』ってお願いして(笑)。単品というより、服との合わせ方含めたスタイルで提案したいなって、思ってるんです」(松原さん)
松原さん、その努力、伝わってますよこちらに…!
襟や袖口にねじりをきかせた綿100%のカットソーは、いつものデニムに合わせてもそこはかとなくこなれた雰囲気で、なんともヘルシー。着て汗をかいてみて初めて分かるこの、肌離れの良さとドライタッチ感。ありがとう、綿。そんな言葉がおのずとこみ上げてきます。
一体どんなこだわりが潜んでいるのか、先ほど、トリアセテートの説明でその素材マニアぶりが露呈してしまったデザイナー金川さんに、早速聞いてみましょう。
「こちらは極細のコットン糸を編み上げた綿100%なんですね。やはり夏は綿の風合いも恋しくなりますし、綿の心地よさってありますもんね。肩はTシャツをめくったようにデザインしておきました。襟の部分も少しねじれを入れてあって、ポケットもつけて、よりラフにカジュアルにお使いいただけます」(金川さん)
本当に素材の話するときイキイキしてますね金川さん…!
ともあれ、ねじれたデザインで肩まわりのシルエットを目くらませてくれるありがたい1枚。ホワイトやキャメルなど、カラーバリエーションで揃えたくなります。
「黒いタンクトップにレギンスに、自分だったらウッドやゴールドのバングルをしたいなと思っています。これまでも何度もシンプルなカフタンドレスを作ろうと試みたんですが、今年初めてうまくいったんですよ(笑)」
と嬉しそうなデザイナー金川さん。そこにバイヤー松原さんがこの季節に合わせてCAMINANDOに別注をかけた、ゴールドのサンダルが合う。
「潔くシンプルでミニマル。裸足のような感覚のサンダルですが、取り外し可能なチェーンと、黄みの強い、真夏にぴったりのゴールドにしてもらいました」(松原さん)。
あれこれ重ねるのではなく、必要なものだけがある。Deuxième Classeの“らしさ”って、そんな、無駄のなさなのかも。
「企画段階からもですが、作ったあとに削る作業、減らす作業をしているんです。ブランドの中にその行動が定着しているかもしれませんね。足すよりも、減らす美学。Less and Betterって、何を削るか苦しむたびに自分に言い聞かせています(笑)」(金川さん)
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いかがでしたか?
オトナミューズ編集部が考える、Deuxième Classeの素敵な理由。探ればまだまだ出てきそうな、底なしの魅力。
これからもハマっていきましょう、こんなに真摯にものづくりと向き合っている、Deuxième Classeの皆さんと一緒に。