THENIMEが理想とする、
VINTAGE DENIMを愛するMUSEたち。
そのMUSEたちのVINTAGE DENIMへの想いと
貴重なコレクションをインタビュー。
唯一無二のVINTAGE DENIM COLEECTIONを
ご覧ください。

#007

SAYORI TANAKA [TANAKA DESIGNER]

#008

YOSHIMI NAGAO [THENIME CONCEPTOR]
[CREATIVE DIRECTOR]

#006

SAYORI TANAKA [TANAKA DESIGNER]

STYLE1

LEVI'S JEAN JACKET 4th + US NAVY MARINE PANTS

STYLE2

Wrangler JEAN JACKET + LEVI'S 501 SHORT PANTS

INTERVIEW

―あなたにとってのデニムとは?

「自由の翼、そして一番身近にあるアートです。私の父は画家で、デニムを穿いて絵を描いているのを、物心ついた時から見ていました。絵を描くという自分の好きなことを生業にしながら家族を養ってくれているところが、自由でありながらも、格好良いと思っていて、デニムを穿いている父の姿は、私のデニムに対する想いの原点となっています。デニムというものは、いつの時代でも自由を勝ち取る為の抵抗や反骨精神といったカウンターカルチャーの中心に存在してきたように思います。映画に見られるヒッピーカルチャー、ロックンロールやパンクロックの世界ではみんなデニムを格好良く着こなしていて、デニムが“自由の翼”の象徴的な存在となっています。そして、ワーキングウェアであったデニムがお洒落な街着に変化してゆき、現代では自由にデニムアイテムを纏い、誰もが様々に活動している事自体が自由の象徴であり、革命的でとても素敵だと思っています。また、デニムを“アート”と表現したのは、人々がそれぞれの生活の中でデニムアイテムを身に着け、それぞれの生活や活動によって色や形が変化してゆく、この経年変化こそが同じものが2つとない“アート”だと感じているからです。デニムは、毎日でも身に着けられる、一番身近に存在するアートピースだと思います。」

―あなたのヴィンテージデニムコレクションを見せて下さい。

「普段あまり年代やディティールを意識して古着やヴィンテージデニムを購入する訳ではないのですが、調べてみると、意外と手に取るものが年代物だったり、価値があるものだったりする事があります。このジャケットは3rdかなと思って着ていたところ、よくよく調べてみたところ、LEVI‘Sの4thだったんです。私の前に着ていた方が裾を短く直されていて、4thと言うより3rdの丈感になっていて。そんな形状もヴィンテージならではのおもしろさですよね。全体的なシェイプや、色落ちの感じもとても気に入っています。購入した時から既にボロボロだったのですが、私も容赦なく着るので、更にボロボロになってきています。元々のオーナーの方が着ていて出てきた味と、自分が着ている事によって出てきた味が重なり合ってきて、このジャケットの事がますます好きになっています。」

「デニム生地で作られたマリンパンツで、US NAVYの制服だったものです。重過ぎないウエイトや鮮やかなブルー、半端な丈のフレア感が今の気分にマッチしていて、最近よく穿いています。ポケットが前後で4つ付いていて、そちらもポイントです。元々THENIMEのブランドカラーの様なイエローのペンキが左脚の裏側に付いているのですが、よく“ペンキ付いてますよ‼“と声をかけられます(笑)。」

―人生を共にしたいヴィンテージデニムを教えてください。

「LEVI‘S 501の裾を切ったショーツです。職業柄もそうですが、海外でデニムのアイテムを購入することが多く、こちらのパンツは、仕事の拠点にしているニューヨークのSoHoにある、デザイナーやバイヤーなどプロフェッショナルな方々が利用するヴィンテージアイテムのショールームで購入しました。おそらく10年以上前に購入したものなのですが、後ろのポケットに付けられているクマちゃんが本当にかわいくて‼デニムパンツ自体も耳付きだったり、きっと古くて価値のあるもののはずなのですが、容赦なく脚がカットされています。以前はブーツや、夏はサンダルを合わせたりして良く穿いていました。とても丈が短いのですが、年齢を重ねていくこれからも自由な精神でどんどん穿いてゆきたいなと思っています。」

#006

YOSHIMI NAGAO [THENIME CONCEPTOR・CREATIVE DIRECTOR]

STYLE1

LEVI’S 507 XX(50’s) + LEVI’S 501 66 EARLY MODEL(70’s)

STYLE2

MASU GALAXY JEANS

INTERVIEW

―あなたにとってのデニムとは?

「女性らしさを引き出してくれるファッションアイテムです。私にとってデニムは、カジュアルウェアでもあるのですが、ファッションを楽しむ上で、エレガンスという要素が年齢を重ねると共に求められて来ていることを実感している中で、デニムという可能性をたくさん秘めた素材、アイテムをどれだけ女性らしくエレガンスに纏うかというのが、ファッションを楽しむ上で、私の中でずっと課題でもあり、楽しさのひとつでもあります。」

―あなたのヴィンテージデニムコレクションを見せて下さい。

「パッチワークを施され、ヴィンテージが再構築されている70年代のワイドフレアジーンズです。14、5年前に購入したもので、いつの時代にもヴィンテージのリメイクというのは存在すると思うのですが、誰かの手によってまた新たなファッションのスタイルが見出され、その結果出来た形だという事にとても魅力を感じています。出番が多い訳ではないのですが、ワードローブの中に入っている事が自分の中で宝物みたいに感じる一着です。」

「日本のメンズファッションブランド“MASU”によりリメイクされたスペシャルピースです。職権を乱用し(笑)、LEVI’S 501の赤耳を、彼らがコレクションで発表している“ギャラクシージーンズ”に仕立てて頂きました。元のヴィンテージデニムの良さもさることながら、一粒ずつ打ち込まれるスタッズで、私が好きな“花”を特別にモチーフとして付けて頂いていて、とても気に入っています。」

―人生を共にしたいヴィンテージデニムを教えてください。

「1930年代のLEVI’S 701です。THENIMEのオープンが決まった時、BerBerJinのディレクター藤原さんに“THENIMEのディレクターを務めるのなら、このくらい箔が付くものを穿いている方が良いんじゃない”と仰って頂き、私にサイズがピッタリなシンデレラフィットのジーンズを準備して下さり、購入する事が出来た、とてもスペシャルな1本です。LEVI’S 701というジーンズは、LEVI’Sが初めて女性に向けて作ったラインとされていて、良く見かけるのは50年代、珍しいものでも40年代製と言われている中で、こちらのジーンズはさらに古い30年代後半のものなので、50年代のものとは少し違うシルエットや色落ちであること、何よりも私の今の体型に完璧に合ったサイズ感なので、このジーンズを60歳、70歳と歳を重ねても格好良くエレガンスに穿ける女性でいたいと思っています。ダメージは少しあるものの、リネンパッチが原形のまま残っています。シンチバックもこの年代ならではのディテールの一つです。ハイウエストなので、身体のフォルムを強調して穿く事が出来る、形の綺麗なジーンズです。色が濃いめの状態で、程良いヒゲの出かたも完璧。このジーンズを穿いていると、海外のマーケットでもたくさんの人から声を掛けられる、本当にスペシャルなものなのです。もちろんヴィンテージならではのスタイリングも素敵ですが、私はどちらかというとモードなスタイルに合わせる為の1本として、大切に穿いています。」

Put our DENIM on mood.

市場価値が年々高まるVintage denimの圧倒的な品揃えを軸に、コンセプターの長尾悦美が『今の気分』を反映したDenim styleを提案するショップ。

いつの時代も変わらず愛され、ベーシックアイテムとしてだけではなく、感度の高いスタイルを完成させる為に不可欠であり、誰もがワードローブに持っているべきアイテム“Denim”。

Vintage denimの知識や価値を女性にも広めるべく、Vintage denimのセレクトは老舗ヴィンテージショップ「BerBerJin」のディレクターを務める藤原裕氏が監修。

他ではできない価値のあるVintage denimの品揃えと、感度の高いDenim styleを完成させる為のアイテムを世界中からセレクト。モダンで洗練されたDenim Shopを目指す。

THENIME:Denim生地の誕生の地とされる南フランスのニーム地方の「NIME」とDenim styleが生まれたアメリカの雰囲気を表す「THE」を組み合わせて命名。

SHOP:東京都港区虎ノ門二丁目6番3号 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー3F