THENIMEが理想とする、
VINTAGE DENIMを愛するMUSEたち。
そのMUSEたちのVINTAGE DENIMへの想いと
貴重なコレクションをインタビュー。
唯一無二のVINTAGE DENIM COLEECTIONを
ご覧ください。

#005

MARIKO HAYASHI [jonnlynx DESIGNER]

#006

FUMIKA UCHIDA [FUMIKA_UCHIDA DESIGNER]

#005

MARIKO HAYASHI [jonnlynx DESIGNER]

STYLE1

SAILOR COLLAR JACKET(50’s)+LEVI'S 517(97’s)

STYLE2

LEVI’S 606(90’s)

INTERVIEW

―あなたにとってのデニムとは?

「旅の途中のような感じです。歳によって似合うものも変わりますし、体型の変化によって全く合わなくなってしまったりもします。色々探し続けていますが、なかなかパーフェクトなものに出会うことは難しく、出会えたと思ったら、また体型が変わっていたりして。常にその時の自分に合う形を探し続けて旅をしているような感じがしています。」

―あなたのヴィンテージデニムコレクションを見せて下さい。

「このジャケットは、25年位前に古着を販売している友達から譲り受けたものです。今では考えられないですが、その当時はまだ古着が溢れかえっている時代でしたので、譲り受けることが出来たのだと思います。50年代くらいのヨーロッパのワークウェアで、セーラーっぽいカラーが気に入っています。フェミニンな感じに着られるので、典型的なジーンジャケットとは違う雰囲気を持っていて、着こなしも差別化できるアイテムです。」

「LEVI'Sの517でストレッチが効いているタイプのデニムパンツです。97年製でMADE IN JAPANのものです。メンズの大きいサイズしか残っていないことが多く、これまで自分に合うサイズを見つけられなかったのですが、大人になるにつれ、やっと自分でも穿けるサイズが見つけられるようになり、手に入れることが出来ました。当時の人たちがやっていたように、ウエストを絞ったりして、自分のサイズにカスタマイズして穿いています。」

―人生を共にしたいヴィンテージデニムを教えてください。

「80年代のオレンジタブの3rdのジーンジャケットです。3rdの形がすごく好きで、その中でもこのジャケットはブラックのデニムパンツとセットアップで着る事が多いです。ブラックデニムのパンツは、残念ながらヴィンテージのものは持っていないので、新品を購入したり、自分のブランドで作ったものと合わせています。ブラックもブルーもデニムはセットアップの着こなしが好きで、自分の中で一番しっくり落ち着く気がしています。セットアップで着ていると、「今日の自分、悪くないな。」と思えるんです。ジャストサイズのものも持っていますが、このジャケットはゆったりめで、ボーイッシュに着られるこのサイズ感がとても気に入っています。ブラックのジーンジャケットは、古着屋でもそれ程取り扱いが多く無く、それ故にこのジャケットは特別で、一生着てゆきたいと思っています。」

#006

FUMIKA UCHIDA [FUMIKA_UCHIDA DESIGNER]

STYLE1

RANCH PANTS(30’s)

STYLE2

ONE-PIECE

INTERVIEW

―あなたにとってのデニムとは?

「手が届きそうで届かない、もどかしい存在です。若い頃から身近に存在しているのですが、ファッションとしてではなく、純粋な気持ちで、そこにあるものを着ているという風情でデニムのアイテムを身に着けている人たちにはとても敵わなくて。そういう風に身に着けられたら良いなと思うのですが、なかなかその様には着こなせなくて、とてももどかしい思いをしてしまいます。」

―あなたのヴィンテージデニムコレクションを見せて下さい。

「1930年代の女性用に作られたワークパンツで、フロントにファスナーが無いランチパンツという形です。50年代のウエスタンの女性が穿くようなデニムパンツとはちょっと違ったディテールで、両サイドにボタンが付いているデザインが特徴です。ワークウェアであるオーバーオールからディテールを踏襲し、ランチパンツに移行していっている。そんな不思議なデザインが気に入っています。このパンツのインディゴの色もとても好きです。私がデニムのアイテムを選ぶ要素として注目するのは、“色が好きかどうか”“生地感が好きかどうか”。そこを気に入れば、サイズが合っていなくても、自分らしく着こなしてみる、というのがデニムのアイテムの楽しみ方かなと思っています。」

DENIM PANTS
「ちょっと変わった色の落ち方をしているものにとても魅力を感じます。こちらは、40年代のUS ARMYのデニムパンツで、サンフェードしていたりする色落ち感に心惹かれました。左右のレングスの長さが違うように直されていたり、右側だけものすごくブリーチされていて、左右非対称な色落ちをしていたり、どういうことが起こってこの様な状態になったのか分からないのですが、この偶然的な色落ち感というものにすごく魅力を感じています。」

DENIM SKIRT
「もうひとつは、また全然違ったタイプのもので、70年代のレディースのスタンダードなストアブランドが作っているような形のスカートです。たたみ方なのか、保管のしかたなのか、表面だけにとても不思議な日焼けによる色落ちがあって、まるでアートの様で気に入っています。今の自分の気分に合っていて、クローゼットから引っ張り出してきて着ています。」

―人生を共にしたいヴィンテージデニムを教えてください。

「30年代のUS ARMYのプルオーバーです。ARMYのデニムアイテムが昔からすごく好きで、ちょっとずつ買い足していたのですが、このプルオーバーは2年位前に旦那さんからもらったもので、本人は何も言わなかったけれど、結婚20周年だったので、おそらく、ダイアモンドの指輪とは違った形で記念に贈ってくれたと勝手に解釈して大事にしています。この服が今の自分に似合う自信が無くて、実はまだ着たことが無いのですが、将来このプルオーバーをサラッと着られる様なおばあちゃんになりたいなと思っています。」

Put our DENIM on mood.

市場価値が年々高まるVintage denimの圧倒的な品揃えを軸に、コンセプターの長尾悦美が『今の気分』を反映したDenim styleを提案するショップ。

いつの時代も変わらず愛され、ベーシックアイテムとしてだけではなく、感度の高いスタイルを完成させる為に不可欠であり、誰もがワードローブに持っているべきアイテム“Denim”。

Vintage denimの知識や価値を女性にも広めるべく、Vintage denimのセレクトは老舗ヴィンテージショップ「BerBerJin」のディレクターを務める藤原裕氏が監修。

他ではできない価値のあるVintage denimの品揃えと、感度の高いDenim styleを完成させる為のアイテムを世界中からセレクト。モダンで洗練されたDenim Shopを目指す。

THENIME:Denim生地の誕生の地とされる南フランスのニーム地方の「NIME」とDenim styleが生まれたアメリカの雰囲気を表す「THE」を組み合わせて命名。

SHOP:東京都港区虎ノ門二丁目6番3号 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー3F