JUST AN IDEA EDIFICE in TOKYO

EDIFICE

in TOKYO
Team Ikuzawa / RK/YOKE / DAIRIKU / KHOKI/TANAKA / JUST AN IDEA BOOKS / PARIS SAINT-GERMAIN×Le Petit Nicolas / GIFT SHOP / PABLO COTS / CATSK8 / PONCTUATIONS / EN VRAC PARIS / Blazers/Blasons / MIRA MIKATI BETON CIRÉ×MATTHIEU RUIZ / Atelier Charlotte Bourrus brigitte tanaka / BALLON BY BIBLIOTHEQUE BLANCHE

2017年、惜しまれつつクローズをしたパリの伝説的なセレクトショップ「colette(コレット)」を手掛けたサラ・アンデルマンが主宰し、コンサルティングや多岐にわたるブランドとのコラボレーション、特別なプロジェクトのキュレーション、彼女自身の本の出版といった活動を行っている「JUST AN IDEA(ジャスト アン アイデア)」。

その東京版ともいえるPOP UP STORE「JUST AN IDEA in TOKYO(ジャスト アン アイデア イン トウキョウ)」が、フレンチ・シックを掲げ1994年の創業以来30年に渡りスタイルを提案してきた日本のセレクトショップ「ÉDIFICE(エディフィス)」からの熱心なラブコールによってついに実現。東京・虎ノ門の「SELECT by BAYCREW’S(セレクト バイ ベイクルーズ )」をフラッグシップに、2025年4月17日よりグランドローンチ致します。

また今回のプロジェクトでは、国内だけにとどまらず世界中のブランドとのコラボレーションやキュレーションを行うファッションキュレーターの小木’’POGGY’’基史がゲストキュレーターとして参加。サラの視点に彼の視点が融合し、ファッションだけにとどまらないジャンルの垣根を超えた見ごたえのあるラインナップが揃います。

伝説のレーサー・生沢徹の娘である生沢舞によるモータースポーツとファッションを融合させたプロジェクト「Team Ikuzawa」ではインラインの展開に加え、世界的に有名なアーティストであるクリス・ラブロイ氏との特別なコラボレーションを本イベントにて発表。iPhoneからそのキャリアをスタートさせ今や世界的なフォトグラファーである「RK」とのコラボレーションピース、世界をフィールドに活躍するポテンシャルの高い東京の旬なファッションブランドを選定表彰し、海外での展開をサポートする「TOKYO FASHION AWARD」を受賞した日本の4ブランド「YOKE」「DAIRIKU」「KHOKI」「TANAKA」とのコラボレーションなどを筆頭に、多岐にわたるブランドやアーティストとの協業が一堂に会します。

本記事では、ファッションの世界において間違いなくキーマンといえる彼女に今回のPOP UPにかけた思いやキュレーションの考え方などを、ゲストキュレーターのPOGGY氏、Team Ikuzawaの生沢舞氏を交えてパリ現地にて敢行したインタビューの全容に加え、本イベントのアイテムラインナップを一挙にご紹介致します。

INTERVIEW for “JUST AN IDEA in TOKYO”

  • Interview with Sarah
  • Interview with Sarah

Interview with Sarah

JUST AN IDEAとは何ですか?

私の会社「JUST AN IDEA」では、コンサルティングやブランドとのコラボレーション、特別なプロジェクトのキュレーション、さらには私自身の本の出版といった多岐にわたる活動を行っています。一つの領域に限定するのではなく、クリエイティブな分野を横断しながら、さまざまなアイデアやプロジェクトを実現するプラットフォームとして機能しています。つまり、私の情熱や好奇心に基づいて、常に新しいことに挑戦し続ける場なのです。

ÉDIFICEとコラボレーションした今回の東京編では、どのようなお店にしたいと思いましたか?
また、どんなことを考えてブランドをセレクトしましたか?

今回の東京編では、単なるポップアップではなく、パリと東京の間に新しいクリエイティブな対話が生まれる場所を目指しました。日本の皆さんに、フォトグラファー、ファッションブランド、アーティストといった多様なクリエイティブな才能を紹介し、両都市のエネルギーが交差する場所を作り出したいと考えました。ブランドを選ぶ際には、オーセンティック、オリジナリティがありながら、まだ広く知られていないものを重視しました。エディフィスのために特別に制作されたエクスクルーシブなアイテムも、その思いの一部です。

  • Interview with Sarah
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サラさんの考える、東京らしさとは?

私にとって東京は、インスピレーションそのものです。この街は常に動き、変化し続けるダイナミズムに満ちています。ストリートを歩きながら、人々のファッションや建築、イベント、日常の風景を観察することは、無限の発見にあふれています。さらに、都市の喧騒の中にも自然が存在することが、東京ならではの魅力です。それらが、私にとってこの街を最も刺激的な場所にしているのです。

東京とパリの共通点はどのようなところにあると思いますか?

東京とパリは、一見異なる文化を持ちながらも、共通する価値観が存在します。その一つが「完璧を追求する姿勢」です。ファッション、食、デザイン、どの分野においても細部へのこだわりが強く、それが洗練された美しさを生み出しています。フランスよりも日本の方がその追求が徹底されていることもありますが、両都市には確かに文化的な架け橋が存在していると感じます。

Interview with Sarah

近年の日本のファッション(特に若手)について、どう思われていますか?

新しい技術、新しい生地、そして新しい素材を巧みに取り入れ、革新性と卓越した職人技を何よりも大切にする素晴らしい新世代が存在します。彼らは既存の枠にとらわれることなく、常に独自の視点と感性で新しいスタイルを生み出すことに挑戦しています。そして、私はいつも思うのですが、その創造力は、単に国内にとどまるものではなく、しばしば国境を越えて世界に影響を与える力を持っています。新しい流れを作り出し、時代の最前線を切り開く彼らの姿勢は、まさに現代のファッションシーンを牽引する原動力となっているのです。

”キュレーション”はサラさんの仕事にとって重要なものだと思いますが、キュレーションにおいて大切にしていることはなんですか?

私はいつも、キュレーションをパズルに例えています。それぞれのピースが組み合わさることで大きなイメージやストーリーを生み出すことができますが、それぞれのピースがしっかりと組み合うことが大前提です。そして、それぞれのピースは、さまざまな分野からやってきたもので、それぞれ調和しなければならないと思います。異なる分野や文化から集めた要素が、互いに響き合いながら新しい価値を創造すること。それこそが私がキュレーションで大切にしているポイントです。

Interview with POGGY

Interview with POGGY

POGGYさんのcoletteの思い出や、エピソードがあれば教えてください。

たとえば、ホンマタカシさんのようにすでに日本国内で高い評価を得ているアーティストであっても、coletteというフィルターを通すことで新たな側面が引き出されるのが面白かったですね。また、僕の周囲のストリート発のブランドもcoletteでの取り扱いや、ファッションウィーク中に開催されるイベントへの参加を目指すなど、大きな目標として存在していました。coletteは単なるショップではなく、憧れとインスピレーションの源だったのです。

POGGYさんから見て、サラさんはどのような人ですか?

サラは常に笑顔で人を迎え入れる、温かくオープンな人柄です。しかし、その内側にはディテールへの強いこだわりがあり、coletteのディスプレイも全て自分で手掛けていたほどです。どんなに多忙であっても、細部への気配りを怠らないストイックな姿勢は本当に尊敬しています。彼女のそうしたプロフェッショナルな一面が、coletteを特別な存在にしていたのだと思います。

Interview with POGGY

今回の東京でのJUST AN IDEAについて、サラさんからの提案を見てどのような印象を受けましたか?

サラの提案は、彼女らしい独特のミックス感がありました。ただ回顧的に過去を振り返るのではなく、新しい要素を取り入れ、今の時代に響くクリエイティブを提案しています。忙しい中でも、さまざまなトレンドや文化をしっかりと観察しているのが伝わってきます。

POGGYさんの考える、日本とフランスの共通点はどのようなところにあると思いますか?

アメリカの文化はインパクト重視の傾向がありますが、日本とフランスは微妙なニュアンスの違いを共有できる感覚があります。たとえば、インディゴブルーのわずかな色の違いに気づき、それをお互いに確かめ合うような繊細な美意識です。日本人が大切にする「微差」に対する理解と評価を、フランスの人々も持っていると感じます。

ITEMS for “JUST AN IDEA in TOKYO”

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Team Ikuzawa,RK,YOKE,DAIRIKU,KHOKI,TANAKA,JUST AN IDEA BOOKS,PARIS SAINT-GERMAIN×Le Petit Nicolas,GIFTSHOP,PABLOCOTS,CATSK8,PONCTUATIONS,EN VRAC PARIS,Blazers/Blasons,MIRA MIKATI,BÉTON CIRÉ×MATTHIEU RUIZ,Atelier Charlotte Bourrus ,brigittetanaka,BALLON BY BIBLIOTHEQUE BLANCHE

INFORMATION for “JUST AN IDEA in TOKYO”

JUST AN IDEA in TOKYO
at SELECT by BAYCREW’S

2025.4.17(Thu) – 2025.5.25(Sun)

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虎ノ門ヒルズステーションタワー3階

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