プラージュで長年愛される、
「ル アトリエフランセ デ コンフェクション」
(以下、アトリエフランセ)。
南仏発の陽射しの下で生み出された、
穏やかなムードをはらむ魅力的なコレクションとともに
衣・食・住3つのテーマでご紹介。
「衣」ではアトリエフランセの魅力や
この春夏の第一弾として発売する別注ラインナップについて、
「食」「住」ではそれぞれの分野の魅力的なおふたりにインタビュー。
アトリエフランセを使ったセルフコーデにも注目。
「衣」ではアトリエフランセの魅力やこの春夏の第一弾として発売する別注ラインナップについて、「食」「住」ではそれぞれの分野の魅力的なおふたりにインタビュー。アトリエフランセを使ったセルフコーデにも注目。
Food, clothing and shelter
天然素材・天然染料にこだわった南仏・マルセイユ発のウエアブランド「ル アトリエフランセ デ コンフェクション」。プラージュで長年愛されるコットンガーゼシリーズは、繊細なシボの入ったクレープ生地が特徴。上品な素材の表情と程よい薄さの生地による透け感が、大人のリラックススタイルにマッチするエフォートレスなムードを漂わせる。その魅力は見た目だけでなく、生地の凹凸により肌との接地面が少なくなることでふんわりと軽くさらりとした肌ざわりを生み出す。それは、着た人のみが感じられる極上の感覚。
プラージュで展開するコレクションは、その全てがプラージュのためだけに作られた別注デザイン。提案したいスタイルを構築する1ピースとして、違和感なくマッチするバランスを追究するためだ。2年前からはバイヤーがマルセイユの工房へ訪問し、直接意見交換をしながら最終のサンプルチェックを行なっている。以前はミリ単位の修正を重ねることもあったが、いまは素材の特徴を理解した上であえて細かいことにこだわらず、仕上がりの意外性を面白がることを優先しているという。長年の取り組みの中で、プラージュが大切にしている要素を的確にキャッチし親身に応じてくれるという確かな信頼を築けた証だ。
SHIRT
LES ATELIERS FRANCAIS DE CONFECTION
¥24,200
SHIRT
LES ATELIERS FRANCAIS DE CONFECTION
¥24,200
シンプルなのに、着映えてこなれる。それがアトリエフランセの人気の理由。素材の表情を最大限に活かすために、あえて削ぎ落としたデザインを意識しているという。心地よい肌触りはインナーとしても秀逸。秋冬はニットの下に忍ばせて袖口からちらりと覗かせるのもまた素敵だ。さまざまなスタイリングに合わせやすいから、つい出番が多くなるというのも納得。コットン100%の素材はイージーケアも魅力で、洗いながら使っていくうちに増す風合いも味わい深く、ぜひ堪能したい。
BLOUSE
LES ATELIERS FRANCAIS DE CONFECTION
¥20,900
SKIRT
LES ATELIERS FRANCAIS DE CONFECTION
¥15,400
3月に発売するコレクションはお客様やスタッフからのリクエストを詰め込んだ、珠玉のアイテムが揃う。「オーバーシャツ」は、過去に発売して人気を博したモデルに今年らしいアレンジを加えてリバイバル。体型カバーを叶え、着るだけでこなれる一着。シワを気にせず持ち歩けるので夏の日除けや冷房対策にも最適。今年らしさを求めるなら「リボントップス」。前後2WAYで着回せ、ヘルシーな肌見せを楽しみたい。リボンが苦手という方には、シンプルな「T-ブラウス」もEC限定でご用意。「ラップスカート」は、手持ちの服を更新できるレイヤードアイテム。パンツだけではなくIラインのワンピースやスカートにも◎。「スカーフ」は、さまざまなアレンジで応用でき、着こなしのアイデアが広がる。アクセサリーのような感覚で取り入れて。
SCARF
LES ATELIERS FRANCAIS DE CONFECTION
¥5,500
Food, clothing and shelter
――幡ヶ谷駅から徒歩8分。今ではやや珍しい光景と感じる賑わいのある商店街を曲がった住宅街の中に、ワインビストロ・Cyōdo(チョウド)が現れる。パリにあるカフェをイメージし、純喫茶のエッセンスも取り入れたというセンスのいい店内に流れるのは、堅苦しさを一切感じない自由な空気と、都会の喧騒を忘れさせるゆったりとした時間。「ちょうどいい」に由来する名をもつその店のこだわりや、オーナー・山口萌菜さん人柄にも迫りながら、心地よさとは?を紐解く、食とファッションのストーリー。
Cyōdoのコンセプトは、お客様それぞれの「ちょうどいい」空間。好きな時間に来て、好きなように過ごせる。一般的な概念やルールに縛られず、来てくださる方の生活に自然と寄り添えるお店でありたいと思っています。お店のジャンルとしてフランスという国を選んだのは、フランス好きな母親の影響で幼少期からフランスの文化に囲まれて育ったのが大きいですね。ただ自分の店を持つ前は、飲食業界の色々なお店で働きましたよ。トラットリア、パティスリー、ポルトガル料理、チェーン店のファミレス、ホテルや製造業の事務職まで…。調理やサービスだけでなく、社会の仕組みや仕事が成り立つ構造知りたくて。何かが気になったら自分で確かめないと済まないタチなんです(笑)。
ワインは全てナチュラルワインです。私自身の体質に合うというのもあるのですが、伝統的なワインの知見がベースにありつつも、より自由な嗜み方やエチケットに隠されたメッセージ性など、アートに通じる文化的な側面も興味深くて。自分でお店を始めて、自分の力で海外に行けるようになってからは年に1度はフランスに行くようにしているのですが、昨年はワイナリーを直接訪ねてブドウの収穫も手伝いました。同じワインについて知るのにも、輸入業者が翻訳した資料を読むのと生産者の意図を直接聞くのとではやっぱり全然違う。造られた場所を見るとより文脈が理解できるし、それをお客様に伝える時の熱も変わりますね。あとフランスに行く度に感じる居心地の良さはなんだろうと考えたことがあって、その結論の一つが一人一人の行動のベースに必ず主張があるという文化。お店でも、ただの横断歩道を渡るという行動でさえも、皆必ずお互いに主張がある。まずはその主張を開示しあって、次に議論があるコミュニケーションの在り方が私の性格にはフィットすると感じています。
幼少期からピアニストを目指して本気で音楽に取り組んでいたのですが、料理と音楽はすごく似てるなぁと感じます。例えば分量や調理法など、伝わってきた”楽譜”に添いながら、食材同士のハーモニーを想像したり、アクセントのようにスパイスを足したり。飲食業は、自分の経験やアイデアを集合させて何かを生み出すとてもクリエイティブな仕事。アーティストと同じで、考えるためにインプットの時間が必要なんですよね。ただ、小説家のように山籠りをしたいところですがそれでは成り立たないのが飲食業なので、私はたまにキャンプや登山でエスケープしています。人から離れて、ケータイも触らず、自然の色やにおいを感じて過ごす…そういう時間がとても大切です。あと、最近は自分を高く見積りすぎず、疲れた時は「疲れました!休みます!」と正直に言うようにしています(笑)。
ファッションは小さい頃から大好き。衛生や安全を鑑みた適正は必ず見極めますが、できる限り仕事とプライベートの服は分けたくないんです。仕事をしている時の私も私なのに、それを諦めたら二重人格のようになる気がして。たまにプライベートの時に服の汚れに気づき慌てることもあるけど、その汚れは仕事をした証としてとても愛おしい!だから汚れてもケアして長く付き合っていける質のいいものが絶対です。他にも、着た時にときめくか、自分がぱっと輝いて見えるかが服選びの基準ですね。アトリエフランセの服は軽くてさらっとしていて着心地がとてもいい。ナチュラル素材はゆるめのシルエットが多いのであまり選ばないけど、これは程よくフィットするのが好みです。リボンブラウスは着ると気分が上がるし、シャツはクーラーが苦手なので夏に羽織としても重宝しそうです。
SHIRT
LES ATELIERS FRANCAIS DE CONFECTION
¥24,200
山口萌菜
1996年4月4日生まれ。幼少期から食文化に富んだ家庭に育ち、クラシック音楽を学んだ経験や欧州への滞在経験からヨーロッパの食事や文化に親しむ。東京のレストランでの勤務を経て、東京都幡ヶ谷にてカフェ・ワインバー『Cyōdo』を2020年にオープン。
Instagram:@bisous_mona44 / @cyodo_official
Food, clothing and shelter
――SNSで目にする洗練された素敵なあの部屋。フルリノベーションで作り上げられた白を基調とする内装に、手作りのアートや選りすぐられたハイセンスな家具達が決して雑多にならず調和する。住のテーマに登場するのは、30歳までに自分の家を持つという大きな夢を叶え、その先に生きる道をも見出したinfill™クリエイティブディレクターのrika morikawaさん。SNSが上がる度に注目を集めるご自宅にまつわるお話や、そこで過ごす心地よいひとときについて話を聞いた。
これまでは広告代理店に勤める傍ら、大好きなインテリアに関する発信をSNS上でしてきました。昨年夏にフルリノベーションの自宅が完成。そしたらもっともっとたくさんの物件を手がけてみたいという次のヴィジョンが湧いてきて。残りの人生を捧げる覚悟で退職を決意し、infill™というブランドを立ち上げました。この家はフルリノベーションで690万円。きっと想像よりも高くないですよね?莫大なコストをかけなくても素敵な家づくりが叶うことをこれからもっと広めていきたいです。振り返ると私がインテリアへの興味を持つようになった原体験は中国で過ごした幼少期。親戚が家を建てるタイミングで、草を刈ったり壁の色を塗ったりと毎週末手伝いに行って、ワクワクしながら完成を待ち焦がれる日々でした。残念ながら完成目前の小6の時に日本に引っ越してしまったのでずっと心残りだったのですが、大学生の時に念願叶って訪ねることができ、楽しかった思い出が一気に蘇りましたね。
BLOUSE
LES ATELIERS FRANCAIS DE CONFECTION
¥20,900
ファッションに関しては、とにかく黒い服ばっかりです。それも結局、この部屋にいるときのバランスを考えちゃうからなんですよね。自分もインテリアの一つのような感覚。ヘアカラーをハイトーンにした時も、ついラグやスツールとトーンを合わせたくなっちゃって。インスタグラムには「模様替え」とアップしました(笑)。ファッショントレンドは正直あまり意識しなくて、タイムレスなものの方が好み。インナーであれば裏返しで着ちゃうほど縫い目やタグが肌に当たる感覚が嫌いで、本当はなるべく服自体も着たくない。だから、アトリエフランセの服は軽いしサラッとしたソフトな肌触りが、ほぼ着てないような感覚で本当に驚きました。透け感や表情のある素材で変化を出せるから、いつもの黒い服に合わせても新鮮な印象になりますね。
最近手に入れたのはマルセル・ブロイヤーによってデザインされたワシリーチェア。昔から気になっていたけど、100周年という大きな節目の今年ついに迎え入れる決心をしました。洋服と同様、時代を超えて愛される名品にはやはり魅了されます。一方でデスクにあるランプはイケアなんですが、これはキプロスの店舗にしかない在庫を苦労して手に入れたものなんです。インスタグラムのDMに反応してくれた親切なキプロス人の方との出会いやそこに至るまでの過程があるから、高いものではないけどすごく愛着を持っています。アートやインテリア小物を手作りもしますよ。サンキャッチャーのようなモビールは思い入れのある鏡が割れてしまい、再利用できないかと考え破片を集めて製作中のもの。この部屋は陽当たりがいいので完成したらきっときれいだろうな。
家で過ごす時間で特に気に入っているのは、ダイニングに座ってぼーっとしている時間。窓が南西向きなので西陽が差し込むと部屋中がオレンジ色に染まり、それを眺めているのが幸せです。あとは、ストレスが溜まった時ほど本を読んでリフレッシュ。違う世界に入り込むことで、いったん現実を忘れてリセットできるんです。友達を家に呼ぶのも好きですね。インドア派だから、遊びに行くより来て欲しい(笑)。そしてなんといっても相棒の黒猫・ぺぺ。私がダラダラしていてもピリピリしていても常に一定のテンションでペペが近くにいるから自然とニュートラルにチューニングされる。ペースメーカーのような大事な存在です。
SCARF
LES ATELIERS FRANCAIS DE CONFECTION
¥5,500
rika morikawa
1993年、中華人民共和国生まれ。大学卒業後、広告代理店にて勤めた後、独立しinfill™︎を立ち上げ。フリーでAēsopやBALMUDAなどのPRも担当する。
Instagram:@rika__________________ / @infill.tokyo
SHIRT
LES ATELIERS FRANCAIS DE CONFECTION
¥24,200
BLOUSE
LES ATELIERS FRANCAIS DE CONFECTION
¥20,900
SKIRT
LES ATELIERS FRANCAIS DE CONFECTION
¥15,400
SCARF
LES ATELIERS FRANCAIS DE CONFECTION
¥5,500